教員紹介
在学生へのメッセージ
大学生として「今しかできないこと」、「今ならできること」を是非とも実現してください。知識を身につけることもさることながら、豊かな人間性を育むために、あなたの時間を最大限有効に使ってください。
高校生へのメッセージ
学校で教わること、学ぶことには何一つ無駄なことはありません。自発的かつ積極的に学んでほしい。すると必ず勉強することが面白くなり、学ぶことの大切さが理解できるようになると思います。
「おすすめの本」または「おすすめの映画」はなんですか?
A.吉村昭(著)『冬の鷹』(新潮文庫)新潮社。
『冬の鷹』は、江戸時代中期の蘭学者・前野良沢を主人公とした小説で、良沢が47歳でオランダ語を学び始めて、『解体新書』として知られているオランダ語医書(実はこの翻訳の立て役者は杉田玄白でなく良沢だったのです。)の翻訳作業に3年半を費やしたその経緯、および生涯打ち込んだオランダ語の研究振りについて書かれています。外国語を学ぼうとする人には是非読んで頂きたい。
学生時代の思い出やエピソードを教えてください。
A.時間があると大学図書館で過ごしていました。本を読んでその要旨をノートにまとめたり、大切な箇所は注意深く書き写したりしていました。その一手間かけたことで、情報が知識として定着したように思います。
尊敬する人を教えてください。
A.学部のゼミでお世話になった先生。学問はもとより、人としてどうあるべきかを身を以て示してくれた、掛けがえの無い人生の師です。
大学4年間で「学生に訪れて欲しい場所」はどこですか?
A.英語の歴史を専門としていますので、私が最も身近に感じられる国が英国です。英国の歴史や文化などについて事前に下調べをして訪れますと、国中が歴史の宝庫、博物館のように知的な魅力に満ち溢れています。ユーラシア大陸の両端に位置する東の島国から西の島国の有り様を実体験し、人の重みや文化の重みを実感すること、異文化に接する機会を学生時代に持つことは、その後の人生に極めて大切なことだと思います。