留学体験談
異なる文化を肌で感じ、そこで生活する人と交流する体験は、学びを深めるだけでなく、国際的な視野を広げ、新しい自分の発見にもつながります。海外へ留学することで、何を得て、何を感じたのかを体験者に語ってもらいました。
交換留学
吉村 真菜さん
国際教養学部 国際教養学科
GSEメジャー 2020年3月卒業
比治山女子高等学校 出身
留学先
ボーリング・グリーン州立大学〈アメリカ〉
オハイオ州ボーリング・グリーン
英語で本音を語りたいと感じた留学。開発途上国の未来に貢献したい!
- 自分の英語力を伸ばしたいと思ったきっかけは?
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開発途上国の現実に触れ、自分にも「何かできるはず!」と感じたことです。
小さい頃、カンボジアの子どもたちが飢餓に苦しんでいるテレビ番組を見て、開発途上国の実情に目を向けるようになりました。大学1年の時、授業の一環で2週間ベトナムに滞在した際、現地で活動するには英語力が欠かせないと思いました。
- 留学先での印象的な出来事は?
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日本に詳しい学生との交流を通して文化を伝える難しさ、大切さを実感しました。
日本に興味をもつ学生らの会で、日本文化についてプレゼンテーションをしたとき、ワビサビの文化をうまく伝えられず、悔しい思いをしました。夢は開発途上国の支援に携わることですが、まずは英語で日本人の本音が語れるようになりたいです。
交換留学
川﨑 まりえさん
国際教養学部 国際教養学科
GSEメジャー 2021年3月卒業
広島県立 黒瀬高等学校 出身
留学先
テネシー大学マーティン校
〈アメリカ〉
テネシー州マーティン
自分の目で見て触れて体験したことはこれからの人生の財産になります!
- 留学を希望したきっかけを教えてください。
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日本と異なる文化や環境に身を置き、多角的な視野を持ちたいと思いました。
小学5年生までフィリピンで育ち、ストリートチルドレンを目にすることがあり、幼いながら衝撃を受けました。日本ではそういった社会問題に触れることがなかったので、日本から出て、世界の価値観を知りたいと思い留学を決意しました。
- 留学生活を充実させる秘訣とは?
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教室内外で積極的に行動することで、実りある留学生活を過ごせます。
留学生という垣根を越え、現地の人と交流できるスポーツイベントを企画したり、日本語の授業を補助するボランティアなどに参加しました。さまざまな活動を通して、交換留学先から優秀学生賞をいただいたことは、日々の学びの励みになっています。
交換留学
折本 鞠香さん
国際教養学部 国際教養学科
GSEメジャー 2021年3月卒業
広島女学院高等学校 出身
留学先
ウェスレヤン・カレッジ
〈アメリカ〉
ジョージア州メイコン市
留学経験のある英語教諭になるための一歩を踏み出すことができました!
- 国際交流センターでサポートしてもらったこととは?
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親身に相談にのっていただき、応援してもらえて心強かったです。
私は英語の教員をめざしていますが、留学して教員免許を取得したGSEの学生は先例がありませんでした。国際交流センターで単位互換のことや帰国してからの3年次の授業内容などについていろいろと相談させていただき、不安なく留学ができました。
- 留学した経験を今後どう活かしていきたいですか?
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海外の考え方を子どもたちに伝えていきたいと思います。
実際現地に住んでみないと分からないことも多いです。留学を通して一度「外国人」になることを経験したからこそ、海外で生きるスキル、さまざまな文化や物事の捉え方など、教科書には載っていないことも子どもたちに教えていきたいと思います。
海外研修
上野 里穂さん
人間生活学部 管理栄養学科 2022年3月卒業
島根県立 浜田高等学校 出身
研修先
管理栄養海外フィールドワーク
<アメリカ>
ハワイ州
一人ひとりのライフスタイルや暮らす環境などを理解し、相手に寄り添った栄養教育の重要性に気づきました。
参加のきっかけは、先輩たちの発表を見たとき自分も海外で新しい文化や知識を身につけ、視野を広げたいと思ったことでした。ハワイの保健センターで働く管理栄養士の方に話を聞くうち、現地では年々増加傾向にある肥満問題の深刻さを知りました。原因は食生活だけでなく、自然環境や所得の差などさまざまで、一人ひとりに向き合わないと解決にはならないと気づきました。この経験のおかげで、周りの人の状況を見てサポートしたり、積極的に行動したりするなど意識の変化を感じています。