宗教センター
わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。
見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。
新約聖書・コリントの信徒への手紙ニ4章18節
私たちの大学は「目に見えない価値」を大切にし、そのための手引きを聖書・キリスト教に求める大学です。これは皆さんにキリスト教への入信を勧めたり、ましてや強制することを意味しません。キリスト教的価値観との対話を通して、自分自身の価値観・ものの見方が養われていくことを、私たちは望み、お手伝いしたいと願っています。
なぜ、広島女学院はキリスト教?
広島女学院は1886年(明治19年)にアメリカから帰国した砂本貞吉牧師によって設立されました。当時の日本は、女性が高等教育を受ける機会のなかった時代。人はみな平等であるという教えのもと、いきいきと輝くアメリカの女性たちに感銘を受け、ぜひ広島にもこのようなキリスト教による女性教育の場をとの願いから誕生しました。
聖書にふれ、賛美歌につつまれ、思い出深い学生生活を送る
キリスト教に大切なのが聖書と賛美歌。聖書にはさまざまな教えが書かれていますが、現代の私たちの心に響く言葉がたくさん散りばめられています。また賛美歌のやさしく美しい旋律は、心をおだやかにしてくれます。クリスマスソングの多くも賛美歌です。
宗教センター主催の年間行事
心の琴線に触れる「キリスト教の時間」
毎週火曜日に全学生を対象に行われる45分間の「キリスト教の時間」。ゲストにさまざまな分野で活躍されている方をお招きし、講演、音楽、朗読劇、ダンスなどの多彩なプログラムで実施しています。いろいろな立場で社会貢献、活躍されている講師のメッセージは、視野と世界を広げてくれます。
自由参加の「木曜チャペル」
ゲーンスチャペルで、毎週木曜日の昼休憩に行われる礼拝。教職員、学生が交互に担当し、日々の体験や活動を発表します。
チャペルコンサート
大学オルガニストや学生オルガニストによるパイプオルガン演奏、聖歌隊(クワイヤ)コンサート、その他器楽演奏や合唱団など多彩なコンサートを年に数回開催しています。
教会音楽の集いシリーズ(オルガン講習会)
本学オルガニストを講師に、通年開講しています。教会音楽を中心とした曲目をレッスンします。受講者は、学生・教会オルガニスト・一般の方どなたでも参加可能。パイプオルガン・リードオルガン・電子オルガンを習う事ができます。初心者の方も歓迎です。
開催月 | 行事名 | 内容 |
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4月 | ゲーンス記念礼拝 | 1887年27才の若さで来日し以後45年間を教師として、また初代校長として献身したアメリカ人、ナニ・B・ゲーンス(Nannie B.Gaines)先生の生誕を記念した礼拝。「校母」と呼ばれているゲーンス先生のすぐれた人格と信仰についての説教を聞き女学院に対する神の導きに感謝をささげます。 |
5月 | 宗教強調週間 | 現代社会のさまざまなできごとについて深く学び私たちの生き方を考えることを目的にして春と秋に宗教強調週間を設定しています。週間中は、特別講演会、講師を囲む会、特別チャペル、学内献血を実施しています。 |
7月 | 原爆講座 | |
8月 | 8.6平和学習プログラム | 広島女学院は1945年8月6日の原爆投下により350名の学生生徒・教職員を失いました。「平和を実現する人々は幸いである」というイ工ス・キリス卜の言葉を大切にし、1967年から「原爆講座」を開催してきました(2006年谷本清平和賞受賞)。
加えて2000年からは「8.6平和学習プログラム」を実施しています。県外のキリスト教主義大学の学生とともに平和記念式典参列や慰霊の碑めぐりを実施し、被爆の実情を知り、平和の尊さを学ぶ2泊3日のプログラムです。 *状況に応じて変更になる場合があります。 |
10月 | 宗教強調週間 | 現代社会のさまざまなできごとについて深く学び、私たちの生き方を考えることを目的にして、春と秋に宗教強調週間を設定しています。週間中は、特別講演会、講師を囲む会、特別チャペル、学内献血を実施しています。 |
11月 | クリスマスツリー点火音楽礼拝 | クリスマスの前4週間はアドベント(待降節)と呼ばれ、1週毎にローソクを一本ずつ増やして礼拝を守り、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスを待ち望む季節を過ごします。アドベント入りと同時に、キャンパスの大クリスマス・ツリーは美しく飾り付けられ、明かりを点しクリスマスシーズンの始まりを祝います。 |
1月 | 成人祝福礼拝 | 新成人に、祝福メッセージとパイプオルガン演奏が贈られます。 |
宗教センター所属クラブ
宗教センターのご案内
ゲーンスチャペルにある宗教センターは、キリスト教との出会いのため、先生や友達と共に語りあうための楽しい出会いの広場です。こんな時にご利用ください。
- 読書会、聖書を読む会、ボランティア、その他グループ活動
- 静かなくつろぎ、友達との語らい、DVD鑑賞
- 信仰相談、教会紹介、宗教センター主催の色々な集会
チャペルだより
宗教センター・宗教委員会では、年に3回「チャペルだより」を発行しています。各学期の主題解説や、諸活動の報告記事、教員や学生によるエッセイのほか、「チャペル予定表」を掲載しています。
次よりご覧ください。
- チャペルだより第212号 (2024.9.15) new
- チャペルだより第211号 (2024.4.1)
- チャペルだより第210号 (2023.12.1)
さふらん文庫
ゲーンスチャペル2階には、図書コーナー「さふらん文庫」が設置してあります。約2000冊の本を収めた小さいけれど充実した文庫です。一般教養的なキリスト教関係図書を中心に平和、歴史、社会問題、女性問題、小説、ルポルタージュなどの本を集めています。図書館とはまた違った魅力ある文庫です。ビデオ・DVDもあり、クラシックから話題の映画まで揃えています。自由に閲覧でき、貸出も行っています。
お問い合わせ先
E-mail: | hjucac@gaines.hju.ac.jp |
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TEL: | 082-228-0415 |
FAX: | 082-225-0517 |
開室日: | 平日 8:30~17:00 ※火曜 13:00~13:45「キリスト教の時間」、木曜 12:30~12:50「木曜チャペル」、委員会会合時は閉室 |
休業日: | 土・日曜、祝日、夏季休業日、10/1(創立記念日)、12/25(クリスマス)、年末年始 |