教員紹介
在学生へのメッセージ
仕事がら本を読む機会が多いのですが、その中でよく励まされます。自分の日々の体験は限られていますが、本はさまざまな人生や価値観との出会いを可能にしてくれます。是非、大学時代に多くの本に触れてくださいね。
高校生へのメッセージ
高校生ぐらいまでは人前で話すのがあまり得意ではありませんでした。大学で放送部に入ったり、教職科目を取ったりする中で話をするのが楽しくなりました。皆さんも大学で一緒に「変貌」しませんか。
「おすすめの本」または「おすすめの映画」はなんですか?
A.遠藤周作『わたしが・棄てた・女』
作者遠藤周作は「愛するとは捨てないことだ」と述べていました。一見、消極的な定義に思われるかもしれませんが、人間にはどこかでリセット願望のようなものがあり「捨てないこと」というのは案外難しいのです。この作品には実在のモデルが存在します。ハンセン病と診断され療養所で過ごすことになった主人公が、その後、誤診であったと分かってからもその療養所で過ごし続けた選択はいつも私に大事なことを思い出させてくれます。
学生時代の思い出やエピソードを教えてください。
A.一番の思い出は、大学3年生の時に1ヵ月間、シアトルに短期留学に行ったことです。この体験を経て、良い意味で大胆になったような気がします。視野が広くなったのは勿論ですが、自分に自信が持てるようになった気がします。
先生の趣味や休日の過ごし方を教えてください。
A.自宅では愛犬2匹を飼っていまして、彼らと過ごす時間がとても幸せです。
広島女学院大学の教員としての1番の醍醐味はなんですか?
A.やはり学生さんが喜んでいるところを見ることです。なかなか仕事自体はハードですが、学生さんがうれしそうにしてくれたり、感謝してくれたりした時には、全ての疲れを忘れるぐらいの気持ちになります。