郷土料理コンテストで『郷土愛賞』を受賞!
2020.12.24 課外活動
2020年度の夏に第5回うま味調味料活用、郷土料理コンテスト2020が開催され、管理栄養学科2年の廳(ちょう) 有里さん(岡山県立津山東高等学校出身)、福永 有紗さん(広島県立安古市高等学校出身)、羽倉 由美さん(広島市立沼田高等学校出身)のチーム「アスコルビン酸」が参加し、見事『郷土愛賞』を受賞しました。
提案したのは広島県の郷土料理である「もぶりご飯」です。うま味調味料の活用により減塩でおいしい料理にアレンジしました。
コンテストの結果はこちら⇒⇒ https://www.umamikyo.gr.jp/
もぶりご飯は、人参やごぼうなどを甘辛く煮て酢飯に混ぜ、その上に錦糸卵を盛りつけた料理です。お正月などのハレの日に家族や親戚らが集まった席で食べられてきました。
このコンテストに参加したきっかけは、授業で日本人の食塩摂取量が多いと学んだこと。コンテストを通して多くの人に減塩の大切さを理解してもらうことや地元の郷土料理を伝承していくためには健康にも配慮した工夫が必要だと感じたからだそうです。また、近年の孤食の問題に対して、共食の楽しさや大切さを伝えられる料理を受け継いでいきたいという思いから、家族や大勢の人と楽しめる「もぶりご飯」を選んだそうです。
伝統レシピでは、醤油や塩が多く使われていますが、それらをただ減らすのではなく、本来のおいしさを維持できるよう、調味料の配合を検討し、約50%の減塩に成功しました。さらに、寿司酢を広島特産のレモン果汁にアレンジし、やわらかな酸味とさわやかなレモンの風味を楽しめる新しい「もぶりご飯」が完成しました。
こちらは、オンラインで開催された表彰式の模様です。近日中にこの様子がWeb上で公開されるそうです。
コロナ禍で活動が制限されたにも関わらず、学生達はオンラインなどを使ってお互いに意見を出し合い、思考錯誤を繰り返しながら減塩の工夫に取り組みました。
これからも、健康でおいしい郷土料理をたくさんの人々に伝えていきたいですね。『郷土愛賞』おめでとう!!