厦門理工学院【中国】での日本語教育実習
2018.10.31 日本語教育
10月16日から10月23日まで、日本語教員養成課程4年生の海外日本語教育実習が、中国の厦門理工学院で行われました。厦門理工学院で実習を行うのは今回が初めてです。中国福建省厦門市にある理系の大学です。外国語学部もあり、日本語学科の学生たちが日本語、日本文化を勉強しています。今回は、日本語科の授業を見学したり、日本語科の学生さんたちに日本の文化の紹介を行ったりしました(この実習旅行は、人文学部3年生の海外文化研修Ⅲに引き継がれる予定です)。
最初の写真は、5月28日に行った日本文化紹介についてのミーティングの時の写真です。どんなテーマにしたら、勉強になったと思ってもらえるのか、喜んでもらえるのか、話し合っています。
次の写真は、10月17日に行った日本文化紹介の様子です。今回のテーマは、和食と日本の恋愛の2本立てです。まずは、和食を取り上げました。日本食と和食の違いや、配膳の仕方、お箸の使い方を紹介しました。厦門理工学院外国語学部には、外国語の種類ごとに文化教室が設けられています。このお部屋は、日本文化教室です。左側に茶室が見えます。本学の授業の直前まで、日本人の先生による茶道の授業が行われていました。
この日は、日本文化紹介の前に、中国の文化も体験しました。テーマは、中国結です。中国文化のサークルの方たちが、英語で中国結のプレゼンを行ったのち、中国結を体験しました。難しかったですが、みなさんとてもやさしく丁寧に教えてくださり、すてきな中国結が完成しました。次の写真はその作品の一つです。
今回の実習旅行では、4つの日本語の授業を見学したほか、厦門市の名所を観光しました。次の写真は世界文化遺産に登録されたコロンス島の町の様子です。租界時代に作られた中洋折衷の建物が特徴的です。
お気に入りの場所の一つはこちらの写真。集美学村という文教地区です。陳嘉庚という実業家の方が中心となって作られた学校が集まっています。学校の建物がやはり、赤と白を貴重とした中洋折衷で湖からの眺めがとても素敵です。なお、これらの学校は、今現在使用されているものです。
最後に、お気に入りの一枚。帰国一日前に、ボランティアの学生さんたちに曾厝垵というところに連れていってもらいました。写真は、近くの海岸でとった写真です。夕日をバックにハートのポーズで写真を取りました。
実習旅行の様子は、課程担当主任の渡邊が管理する日本語教員養成課程オリジナルブログでも紹介していますので、こちらもどうぞ御覧ください。