ラジオに出演しています! -FMはつかいち-
2019.12.19
12月7日(土)のFMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」に、日本文化学科2年生の吉川晴香さんと西岡聖奈さんが出演しました。放送は、17時~18時の1時間、大学のこと、学科のこと、今、打ち込んでることなどをたっぷりと語りました。
吉川さんは、まず中国の厦門理工学院と女学院大学との交流会の様子を話題にしました。中国から来られた方々と共に授業を受け、自分たちで考案した文化交流ゲームをする中で、親交を深め、互いの文化への理解を深められたことが心に残っているそうです。 吉川さんはまた、2年続けて「8.6平和学習プログラム」に参加しています。昨年は、学生スタッフとして、また今年は中国新聞のキャンパスリポーターとしての役割を担って、平和の学びに参画しました。他県の学生とディスカッションするなかで、吉川さんは、新たな視点に気づくとともに、広島に学ぶ学生としての役割についても考えたようです。広島女学院大学のチャペルの十字架は、爆心地の方角を指しています。吉川さんも西岡さんも、この十字架をみるとき、「平和について考えさせられる」と言います。 吉川さんは、さらに司書課程の授業のこと、公民館と連携しての活動などについても語っています。
西岡さんも、吉川さん同様、キャンパスリポーターの活動に意欲的に取り組んでいます。いちばん印象に残った取材として、西岡さんは、安芸太田町殿賀の花田植を上げました。「はじめて田楽を舞い、田んぼに入った」西岡さんは「一歩歩くだけでかなりの体力を使うことに驚」き、機械化以前の農作業の大変さを体感したようです。同時に、「早乙女衣装を着た私たちが一列に並んで作業するのですが、前から見るときれいなことに写真を見てびっくりしました」と語っています。そして、この取り組みを大学と地域の連携のみに終わらせず、新聞記事にすることで、この素晴らしい行事を多くの方々に知ってもらい、伝統文化の継承に寄与したいとの思いで書いたそうです。西岡さんは、このような活動が多くできるのも、1学年40名という小規模な日本文化学科の長所であり、「広島の伝統文化を体験できるのが魅力」と語りました。
FMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」には、同じ日本文化学科の1年生、須澤麻衣さんも、継続的に出演しています。須澤さんは、番組の中で日本文化学科の授業「日本文学講読」について語っています。漱石文学を題材にしたこの授業を、最初は難しそう・堅苦しそうと警戒していたそうですが、級友の意見や様々な研究者の分析にふれながら、自由に考え、発言できることが楽しく、漱石のイメージも大きく変わったと言います。また、放送の中で、カープの鈴木誠也と漱石が同じ二松学舎の出身であることやマツコロイドと並び称される漱石ロイドの話にふれるなど、漱石を身近に感じられるような話題展開を工夫していました。また、放送部での活動経験を生かした「夢十夜」第一夜の朗読も、リスナーのみなさんの心に響いたのではないかと感じます。
須澤さんは、情報番組「イブニングディライト」にも出演しています。また、吉川さんと西岡さんは、2月か3月に再度「僕らの放送-our broadcast-」に出演する計画があるそうです。機会がありましたら、ぜひお聞きください。