私の仕事-キャリア・スタディ・プログラムⅢ-
2020.02.13 授業紹介
日本文化学科2年生後期の必修科目「キャリア・スタディ・プログラムⅢ」では、それぞれの受講生が、就きたい職業、興味のある仕事等について調べ、小冊子「私の仕事」としてまとめ、これに基づいた発表を行いました。
この冊子には、それぞれの思い描く仕事の特色ややりがい、社会的役割、その仕事に求められる力とともに、労働環境や女性にとっての働きやすさについて調べ、まとめています。
調べる過程で、思い描いていた仕事像と実際の仕事内容の違い、気づかなかったその仕事ならではの働きがい、女性がその仕事を続けていく上での問題点に気づくことも多かったようです。また、他の仕事について調べた人たちの発表を聞き、視野が広がり、選択の幅が増えたと感じた受講生も少なくありませんでした。
冊子作りと発表を振り替えっての感想の一端をご紹介します。
○編集、出版関係の仕事へのイメージが、漠然としたものから、明確なものへ変わりました。多くの人が見て、手に触れ、読むものを作り上げていく上で、やりがいを感じることができ、誇りを持てる仕事だなと改めて感じました。さまざまな環境がある中でも、女性の存在が重視される場があることは大切で、今から、少しずつでも、編集、出版関係の職場を直接体験できる機会を探してみようと思いました。
○調べてみると、ジャンルは違っても、接客業に求められる能力や採用条件はどれも似ていて、ジャンルは違っても、やはり接客業という大きな括りでは一緒なのだと思いました。求められる基本の姿勢を意識し、今回調べたことを元にこの仕事を目指していきたいと思います。
○このキャリアスタディのような授業で、将来のことについて考える機会が増え、自分に足りない力や先の見えない将来にふれ、焦りを感じた。しかしながら、目先の焦りにばかり捕らわれないよう、自分自身の希望としっかり向き合い、それに向けて、着実に準備していきたいとも感じた。市役所や県庁の行政職員は、教養試験を突破することが前提で、その後の面接やグループディスカッション等に重きを置くとの情報も出てきたので、この情報を今日からの学生生活に生かしたい。
○この仕事に関するプレゼンテーションを聞いて、他の職業にも興味がわきました。みんな、自分のやりたいことが明確で、たくさん知識を持っていて、いきいきと発表していて、私も明確にやりたい仕事を見つけないとなあと思いました。