日本文化学科学科ニュース

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2021年度版・私のライフキャリアビジョン

2022.03.30 授業紹介

今年も、植西先生が担当する「キャリア・スタディ・プロクラムⅢ」という授業の中で日本文化学科2年生がまとめた「私のライフキャリアビジョン」というデジタル冊子が完成しました。

今年は、137ページもの大作です。トピックスは、
「私のライフキャリアビジョン」
「私の仕事」
「大切にしてきた言葉」
「当たり前の生活を守る路線バス運転手さんのお仕事に接して」
「ワクチン手当支給の是非を考える」
の5つです。

「私のライフキャリアビジョン」「私の仕事」では、受講生一人ひとりが2ぺージずつ、自分自身が考えるライフキャリアビジョンや希望する仕事をまとめています。司書や教員などをめざしている人も多かったのですが、ゲームと関わる仕事を希望している人、町おこしと関わる仕事を希望している人、「世帯収入と学力の格差の解消」といった社会問題を念頭においている人もいました。まだ将来どんな仕事につきたいのか自分の気持ちが漠然としている人も、働く中で自分が大切にしていきたいことについてはイメージが描けていました。

「大切にしてきた言葉」では、自分自身を勇気づけたり、考え方を変えるきっかけとなるようなさまざまな言葉があげられていました。一つひとつご紹介できませんが、印象として努力とかかわる言葉が多い気がしました。また、好きな歌詞や小説の一節をあげている人もいました。

「当たり前の生活を守る路線バス運転手さんのお仕事に接して」は、NHK総合テレビ・プロフェッショナルの番組を見た学生たちの感想と、その学生たちの感想を読んでのバスの運転手さんからのお手紙です。学生にとっては、乗客の安全を守る責任のある仕事を真摯に行う姿や、乗客の方へのこまやかな心配りが印象に残ったようです。また、実際にバスの運転手さんから、お返事をいただけたことは大きな喜びとなったようでした。

「ワクチン手当支給の是非を考える」は、朝日新聞の記事をもとにした意見文です。賛成、反対の意見を出し合ったあと、賛成派、反対派の意見を踏まえて、さらに自分自身の意見を出すという2段階のステップをとっています。

2年生も4月からいよいよ3年生です。社会情勢はめまぐるしく変化していきますが、自分がこれまで大切にしてきたこと、大切にしていこうと思っていることを忘れず、つまずいてもへこたれず、一歩一歩、着実に歩んでいってほしいと思います。