【Class Profile】Kiso Eigo 基礎英語 #1
2025.12.16 授業紹介 英語系
「基礎英語」の授業を、2回に分けて紹介したいと思います。「基礎英語」は、グローバル社会を生きていくために必要とされる基礎学力を身につける共通教育科目の1つであり、全学1年生が週2回受講しています。英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)の基礎を学ぶこと、中でもコミュニケーション能力の育成を目指しています。
1つのトピックにつき4回の授業で、関連する語彙や表現を学びます。4技能をバランスよく身につけるための様々なアクティビティーを取り入れ、インプットに続いてアウトプットしていくことで、机上の学びではなく、生きた学びにつなげていくことが基本です。
前編の今回は、「基礎英語」の一つの「柱」として力を入れている、授業外で学生が取り組む「X-Reading」について紹介します。
「X-Reading」とはオンライン上での英語多読プログラムです。約2000冊ある本(レベル1~15)の中から、自分のレベルに合う好きなジャンルの本を選んで読み進めます。オンラインで本を選べるため、自宅でも通学中でもいつでもどこでも好きなときに手軽にスマートフォンなどで読むことができます。また実際の本を手に取って読みたい人のためには、図書館に厳選された同じ本が数百冊置いてあるので、図書館で借りて読むこともできます。
1学期間で読む語数の目標が決められており、前期はほとんどの学生が達成しました。また、Reading Challenge Contest という表彰制度もあります。読んだ語数と達成順位によりいくつかの賞を設け、学期末には各賞の受賞者を表彰しています。

MK received the top award at the end of the first semester
前期のトップ受賞の学生MKさんにX-reading に初めてチャレンジした感想を聞いてみました。MKさんは前期に308,281語読むことができました。
What I consider important when doing X-reading is to choose a story that interests me, rather than simply choosing one with a large number of words. X-Reading has a wide range of interesting books, from suspense to romance, so I didn't find it difficult to choose a book. When I chose a story that was interesting to me, the content of the story naturally came to me, and I felt as if I was reading a Japanese book. By doing X-Reading a lot, I became able to speed-read long passages, which increased my reading speed for each book and my speed at solving long passage questions on TOEIC and Eiken tests.
わたしがX-readingをする上で大事にしていることは、単に単語数が多いのを選ぶのではなく、自分が興味を持つ話を選ぶことです。X-readingは面白い本がとても多く、ジャンルもサスペンスからラブロマンスと幅広いので本選びに困ることはなかったです。自分にとって興味深い話を選ぶと自然と話の内容が頭に入ってくるので日本語の本を読んでいるかのような気分になりました。X-readingをたくさん行うことで、長文を速読できるようになり、一冊ごとの読むスピードが上がり、TOEICや英検での長文問題を解くスピードが上がりました。

Congratulations to all the students on your achievement!
後期もあと少しとなり、学生の皆さんの「X-Reading」目標達成と、さらに多くの学生のコンテスト受賞が楽しみです。


