国際英語学科学科ニュース

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【KEG class profile】学外企業展で企業の強みを発見・発信〜キャリア・スタディ・プログラムⅢ〜

2025.02.06 授業紹介 キャリア・スタディ・プログラム 英語系

前学期にこのウェブニュースで紹介した「キャリア・スタディ・プログラム」の授業では、今学期、学生たちが学外の企業展で発表を行いました。そして、なんと本学科のグループの一つが、最優秀賞に選ばれました!

この企業展は、広島県中小企業家同友会が主催する「ローカルジョブサミット」というもので、毎年県内の大学生がテーマに沿って広島県の企業について調査し、ポスターセッションとプレゼンテーションを行うイベントです。
今年のテーマは、「知らなかったよ!意外とイケてる地域企業 学生の視点で地域企業を徹底調査!」です。
9大学19グループが参加し、調査内容と発表を企業や大学関係者が評価し、順位を競います。

国際英語学科の学生は4グループに分かれ、「株式会社晃祐堂」(熊野筆の製造・販売)、「株式会社テイケン」(研削砥石の製造販売)、「トーホー株式会社」(ガラスビーズの製造販売)、「西研株式会社」(切削工具の再研磨・加工・製作など)の4社を担当しました。

学生たちは、授業の合間を縫って会社訪問を行いました。実際の仕事の様子を見学させていただき、さまざまな部署で働く社員の方々に質問をさせていただいたりして、担当する企業をよりよく理解し、その強みを見つけるべく何度もディスカッションをして準備しました。

企業展本番のポスターセッションでは、より小さな空間で、聞き手と近い距離で発表をしました。
ポスターを使っての発表は学生にとって初めてのチャレンジです。
いつものプレゼンテーションスライドとの違いを意識しながら、見やすさ、インパクトの強さ、テーマ性を意識しながら、さまざまな工夫を凝らして作ったポスターを前に、ジェスチャーも加えながらしっかりポスターを活用した発表ができていました。

ポスターセッションは、来場者に応じて発表を繰り返します。
発表を重ねるごとに、発表はもちろん、質疑応答もスムーズになり、どんどん上達していく様子が見られました。

プレゼンテーションでは、来場者、関係企業、大学生の多くが見守る中、今までにない大きな会場での発表に、学生たちはそれまで経験したことのないような緊張感を感じていましたが、どのグループも練習を繰り返してきたことを信じ、自信を持って堂々と発表できていました。

企業展が終わった数日後の授業では、担当した企業様をお招きして振り返りを行いました。
今回最優秀賞に選ばれた「晃祐堂」グループの3人の学生に、コメントをもらいました。

〜N.Tさんのメッセージ〜
グループの副リーダーを務めました。日々の活動ではより良いものができるようにアイデアや意見を積極的に出すこと、メンバーの活動状況を気にかけることを意識して活動しました。ジョブサミットや今までの活動を振り返り、その場の状況を判断して行動できる力が成長しました。自分のことだけでなく、メンバーに目を向けることで自分が今何をしたら良いのか考えて行動できるようになりました。また、副リーダーの仕事はリーダーの補助だけでなく、全体的に視野を広げてその状況に相応しい行動をすることが大切だと気づきました。最後に、ジョブサミットで最優秀賞をとることができて改めて嬉しく思います。この経験を活かしてこれからの活動や卒業後にも活かしていこうと思います。

〜N.M.さんのメッセージ〜
会社訪問をした時は、深く掘り下げた質問ができるようグループのメンバーとたくさん話し合いました。その後、インタビューから得た情報を元に、特に魅力的な3つの特徴と、晃祐堂様が抱えている課題と解決案をインタビューから見出しました。活動を行っている中で、意見がまとまらなかったり、お互いの解釈の不一致があったりしましたが、この活動を通して私は自分の意見を言う勇気を持つことができたと感じています。

〜H.G.さんのメッセージ〜
晃祐堂様の魅力を深掘りするだけでなく、地域活性化に向けた学生視点での提案を行い、その成果を発表しました。グループ活動が中心だったため、空き時間に集まったり電話で連絡を取り合い、1つずつ丁寧に目的や資料の確認を行うことで、グループ全体の向上心を高めることができたと感じています。授業を通じて、メンバーの意見を理解しつつ自分の考えを伝える難しさを実感し、その結果最優秀賞をいただけたことは大きな成果でした。自分自身の成長を実感できる貴重な経験となりました。


3人の学生はもちろん、すべての学生がこの活動を通して成長していき、頼もしく感じました。

担当させていただいた企業の皆様、ご協力と学生へのたくさんの励ましやアドバイス、ありがとうございました。
そして、N.Tさん、N.M.さん、H.G.さん、改めて最優秀賞、おめでとうございました!