国際英語学科教員が一部翻訳した『バーナード・ショー戯曲集 下』が出版されました!
2024.10.11 英語系
国際英語学科の教員、磯部祐実子先生が一部翻訳した日本バーナード・ショー協会(編訳)『バーナード・ショー戯曲集 下』(春風社)が2024年4月に出版されました。
真剣な提言を常にウィットと笑いにくるんで提供し、社会改善と人類の向上に生涯を捧げた、イギリス近代劇の巨人バーナード・ショー。
下巻には、本邦初訳となる「ジョン・ブルの別島」「本当すぎて良いわけがない」「善き王チャールズの黄金時代に」を含む6作を収録。磯部先生は「聖女ジャンヌ」を翻訳されました。
ぜひ、ご覧になってください。
磯部先生からのメッセージ
バーナード・ショーと聞いてピンとくる方はそう多くはないかもしれません。実は、現在も人気の名作『マイ・フェア・レディ』というオードリー・ヘプバーン主演の映画の原作(原作のタイトルは『ピグマリオン』)を書いたのが、バーナード・ショーです。
ショーはアイルランド出身ですが、『ピグマリオン』で社会階級、女性の自立、方言といったトピックを扱ったように、他の作品においても現代にも通じる様々なイギリスの社会問題(教育や貧困、宗教、医療、戦争など)と、それを巡る人々の葛藤や喜びを真剣に、かつユーモアを持って描いています。そして、それらの作品の多くで女性たちの個性が光ります。
ぜひ、翻訳書を手に取ってショーの作品を身近に感じてください。