【KEG class profile】キャリア・スタディ・プログラムⅡ〜広島の会社、広島で働くことを知る〜
2024.09.17 授業紹介 キャリア・スタディ・プログラム
広島女学院大学では、入学後の早い段階からキャリア教育に力を入れています。国際英語学科では、キャリア・スタディ・プログラムという授業で、本学のキャリアセンターとも協力しながら、段階的に1年半かけて広島のこと、広島で働くこと、広島の企業を知り、伝える学びを行います。
2024年前期には、広島県中小企業家同友会と県内の企業数社のご協力のもと、2年生の学科生たちが企業訪問をして会社で働く方々にインタビューを行い、発表する機会を行いました。テーマは、「広島で働く魅力」です。KKさんにその様子を報告してもらいます。KKさんは、他に2名の学生と一緒にグループで、2023年G7広島サミットでも話題になったグラスビーズを製造する企業を研究しました。
広島の企業「トーホー株式会社」にインタビュー及び企業訪問させていただきました。トーホー株式会社様ではグラスビーズの製造などをされています。企業にインタビューのアポイントメントを取り、学生だけで企業に訪問しインタビューを行うことは初めての経験でした。企業の責任者の方とお話しするのも初めてのことで、事前の準備からグループで何度も話し合いながら準備をしていました。
企業の方にインタビューをする前に、学内の職員の方にインタビューをするプロジェクトを行いました。そこで出た反省点を改善し、今回の企業の方とのインタビューに取り組みました。反省すべき点として、グループ内でタイムキーパーを作らなかったり、事前の準備を協力してできなかったり、インタビューで似た質問をしてしまったりといくつかの反省点を見つけました。その反省点を活かし、インタビューの際や、普段のグループの話し合いの時にタイムキーパーを割り振ったり、質問が重複しないよう質問内容を何度も見直したり、グループで集まる機会を作ったりして改善しました。
このように、グループのメンバーでインタビューの質問内容を考え、
ビーズで製作された彼岸花
企業の方にインタビューをしてみるとまだまだ課題点もあり、深く掘り下げる質問を投げかけることができなかったり、会話を盛り上げることができませんでした。インタビューはとても緊張しましたが、事前の準備のおかげで緊張しつつリラックスしてインタビュアーになれました。
このインタビューを通して学んだことは、ただ聞くだけがインタビューではないということです。この活動をする前は相手に質問をして話をしっかり聞くと言うことがインタビューだと考えていましたが、そうではなく、相手から答えを引き出すために会話を弾ませたり、返ってきた答えをさらに深めて質問を投げかけたり会話のキャッチボールが重要なんだと学びました。
私は自分がこれから身につけていきたい力は積極性だと考えています。何事にも受け身体勢で始めるのではなく自分から進んで深めた質問を投げかけたりしていきたいと思います。
インタビューの内容をまとめて、大学の講堂で企業の皆様をお招きして発表しました
私はこの活動を通して、
学生は、就職活動で「企業からインタビューを受ける」ことがほとんどです。今回のように、「学生が企業をインタビューする」活動は、普段の会話はもちろん、今後の就職活動で逆の立場になったときにもきっと活かせるでしょう。
後期の授業では、さらに企業の魅力を掘り下げる活動を行い、学外でポスターセッションや発表を行う予定です。知識やコミュニケーション力、振る舞い方などをさらに伸ばして、素晴らしい発表ができることを期待しています。