生活デザイン学科学科ニュース

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日本酒アートラベルデザインプロジェクト2024①

2025.01.23 生活プロデュース領域 インテリア・住居・建築領域 地域デザイン領域

今年で8年目となる西條鶴醸造株式会社との産学連携・地域振興デザインプロジェクト「日本酒アートラベルデザインプロジェクト」についてご報告します。

2024年度も西條鶴醸造株式会社から学生デザインのアートラベル製作の依頼を受け、「画像デザイン演習」と「地域連携デザインセミナーⅢ・Ⅳ」という授業で取り組みました。

「地域連携デザインセミナーⅢ」では、アートラベルデザインの為、西條鶴醸造株式会社の見学と、まち歩きも実施しました。


(西條鶴醸造株式会社見学の様子)


(発酵している様子を見学中)


(建築の説明もいただき、勉強になりました)


(ラベルデザインに使えそうなデザイン探索と記念写真)

なお、デザインにあたっては、西條鶴醸造株式会社からは毎年デザインコンセプトが示されます。今年は、

『“ちから(Power)” 酒造りは発酵力(酵母・麹菌)、人の力(杜氏・蔵人・蔵元)や発想力(どのようなお酒を醸す)など様々な“ちから”(力)がかみ合ってお酒は出来ます。』

杜氏一人の力では美味しいお酒は醸せません、酒造りすべてに携わる人たちの力が合わさる事、また、どのようなお酒に仕上げるか蔵元、杜氏の発想力(想像力)が合わされることも大切です。そのような意味(こと)から2025年のテーマを『 ちから(力) 』といたしました。

ということでした。

このコンセプトとそれぞれの学びを踏まえて今年は21名から45作品が応募され、今年のデザインに選ばれたのは「画像デザイン演習」の課題として取り組んだ敦田和奏さん(2年 建築士課程)の「渦炎」という作品です。


(応募時のデザインのため、販売されたものと異なるところがあります)

商品の完成、発売にあたっては、2024年12月に西條鶴醸造株式会社でお披露目会が開かれ、新聞社などの取材が入りました。


(完成した商品、デザインが採用された敦田さん、杜氏の宮地さんと取材を受ける様子)

広島女学院生が日本酒ラベルデザイン 西條鶴醸造が発売
(中国新聞デジタル 24/12/15(日)掲載)
西條鶴醸造が広島女学院大の学生の作品を商品ラベルに採用 300本限定で販売
(PRESSNET東広島デジタル 25/01/06(月)掲載)

敦田さん、採用、実用化おめでとうございました!

なお、「地域連携デザインセミナーⅣ」では、完成したアートラベルデザイン日本酒の販売促進のための動画作成や、実際に販売促進活動として試飲会のお手伝いをし、プロダクトデザインやビジネスの現場での学びを深めていきました。
この内容については今後の学科ニュースで紹介します。



画像デザイン演習での取り組みの様子は学科公式インスタグラムで随時配信していました。作品完成まで、どんな授業を学生が受けていたのかな、と思った方はぜひご覧いただき、よければフォローください。

また、実際の商品やこれまでの採用作品はオープンキャンパスにて展示をしているので、ぜひ見に来てください。
今後の開催予定は、2月20日(木)、3月7日(金)がイブニングオープンキャンパス、3月20日(祝・木)が春のオープンキャンパスです!