【学生による授業紹介】日本服装史
2021.08.10 受験生向け 学生生活 被服・ファッション領域
学生による授業紹介が届きました。生活デザイン学科の4つのデザインには、領域別にいろいろな授業があり、1つのデザインを深くも、複数のデザインを広くも学ぶことができることを具体的に紹介してくれています。
こんにちは、学会誌編集部3年のN.Mです。
この度、私が紹介する授業は「日本服装史(1年後期)」です。
「服装」というものが誕生した縄文時代から昭和時代まで、私たちからすると「昔の服装」について学ぶことができます。それぞれの時代に、どのような服装が誕生したのか背景を考えながら学んでいきます。
特に印象に残っているのは、平安時代の服装の「十二単」です。百人一首をしたことがある人は見覚えがあるかもしれませんが、当時の女性貴族が着用していた着物です。色の組み合わせによって名前が決められているなど、なかなか調べる機会がないような服装を知ることができます。また、その服装に込められている意味や当時ならではの着こなしなども学べます。
<授業ノート①>
私は地域デザイン領域の授業を主に受講していますが、日本服装史を受講しようと思った理由は、シラバスを見て「個人の嗜好で服装をまとっているだけでなく、時代の流行や社会の状況から服装の意味を組み取ることができる」という授業目的から現在の私たちの服装にどう繋がっているのか興味が湧き、面白そうだと思ったからです。
そして、実際受けてみると、私の「面白そう」という思いを決して裏切らない授業でした。服飾・ファッションを学びたい人はもちろん、そうでない人にもオススメしたい授業です。特に歴史好きな人はとても興味深い授業だと思います。私自身、日本の歴史を題材としたゲームをたくさんプレイしてきましたが、キャラクターと照らし合わせて考えてみるとよりいっそう楽しかったです!
<授業ノート②>
<授業ノート③>
他にも、皆さんが毎日着ている洋服のデザインが「昔からある服装と似ている!」という気付きも得られるかもしれませんね。
歴史と聞くと難しく思う人もいるかもしれませんが、画像資料が豊富なのでノートづくりも楽しいと思います。
N・Mさん、ありがとうございました。地域デザインを中心に学びながらも、被服・ファッションデザインの授業も受講し、幅広い教養が身につくことで、日常生活の楽しみも増えたようですね。
被服・ファッションデザインの科目には日本服装史のほかに西洋服装史もあり、製図や縫製の技術を身に着ける科目、アパレル流通やコーディネートなどの知識を学ぶ科目もあります。幅広い学びができる生活デザイン学科であなたも学んでみませんか?
学科の学びを知ることができる8月最後のオープンキャンパスは事前予約が必要となりましたが、本学在学生も待っています!ぜひおいでください。