【学生による資格紹介】社会教育主事(任用資格)
2022.04.28 受験生向け 地域デザイン領域
生活デザイン学科は、9つの国家資格が取れる幅広い学びが特徴の学科です。今回は、「社会教育主事課程」で学んでいる学生から紹介記事が届きました。
こんにちは、学会誌編集部3年のK.Tです。
今回は、「社会教育主事課程」の授業の内容や特徴を紹介します。
社会教育法に基づいて教育委員会に置くこととされている専門的職員を「社会教育主事」と言います。「社会教育主事」になるためには、社会教育主事課程での必要単位修得に加え、一定期間の経験年数が必要です。2020年には制度改正が行われ、社会教育主事課程の必要単位を修得した時点で直ちに得られる「社会教育士」という称号もできました。
社会教育は、学校教育と家庭教育を除いた、青少年や成人といったすべての世代を対象とする教育です。社会教育主事課程では、公民館や図書館、博物館などで行われる社会教育の制度や仕組み、基礎的な知識について、実務家の先生を含む多くの専門の先生方から学ぶことができます。
この課程で2年生の後期に履修した授業は3つでした。忙しくなりすぎず、自分のペースで履修できました。必修科目の1つの「社会教育演習Ⅰ」という授業では、グループで公民館の企画内容を話し合いました。社会問題に対してどのように対処して社会教育を実施するのかを考え、社会のニーズに合った企画を考える良い機会でした。これまでのような、利用者としてではなく、運営者側として考える視点が必要になります。
広島女学院大学の中にも、大学図書館や歴史資料館があります。このような図書館や資料館の活動を知ることで、どのような活動を行うことができるかを考えることも、社会教育に関して考える非常に良い学びとなりました。
<クリックすると 広島女学院大学 大学図書館ホームページが開きます>
K.Tさん、ありがとうございました。世代を超えた教育を社会の中で行う際にリーダーシップを発揮する社会教育主事課程ですが、授業の中でさまざまな視点を得ることで、自分の将来への展望を見つけることもできそうですね!
また、社会教育主事課程で学ぶことで、一般企業でも幅広い社会人を対象にした教育や指導に携われる可能性もあると思います。
この他の資格についても、取得をめざす学生の声を今後もお届けします!