雲月山の山焼きに参加しました
2019.04.15 地域デザイン領域
生活デザイン学科地域デザインでは、学生が様々な活動に参加しています。
今回は雲月山(北広島町)の山焼きに参加した様子をお伝えします。
かつては日本全国の農山村では、牛の放牧地や茅場として草原が活用されてきました。地域の方々は、山に火を入れ、木の成長を抑制することで草原を維持してきました。
しかし、地域社会の変化により草原の必要性が低下し、全国各地で草原景観は減少しています。
雲月山では貴重な草原景観を維持するために、NPO法人・西中国山地自然史研究会が地域の方と連携し、多くの市民ボランティアが参加するなかで山焼きが続けられています。
当日は朝早くに雲月山に集合し、開会式。
班ごとに持ち場に移動し、午前中は防火帯づくりを行いました。
午後はいよいよ山に火を入れます。
火をつけるのは地元の方の作業です。ボランティアは防火帯の外に火が燃え広がらないように消防団の方々とともに見守ります。
区画の中央に火が集まっていき、燃えるものがなくなって火が消えるという地元の方の火付け技術は見事でした!
今年は条件も非常に良く、地元の方も驚くほど、きれいに焼けました。
参加した学生からは
「普段出来ない体験をすることができてよかった。年齢層も幅広く多くの方が気さくに話していて、楽しみながら活動できました。県外から来られた方もいたので保全活動を通して人との関係を広げることができ、良い経験ができました。」
という声がありました。
今後も様々な活動に参加していき、現場での直接体験や気づきを軸とした学びを大切にしていきたいと思います。