生活デザイン学科学科ニュース

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グローカルフィールドワークー日光と徳川ゆかりの文化遺産ー③

2019.11.05 地域デザイン領域

2019年9月2日~13日の12日間の日程で生活デザイン学科の国内フィールドワークを実施しました。

旅のテーマは「日光と徳川ゆかりの文化遺産」。

「東照宮」をキーワードに名古屋・久能山・上野の東照宮と、日光の世界遺産2社1寺ほか文化遺産を訪ね、歴史・美術・建築について実地に学ぶとともに、日光街道などを実際に歩き、前近代の旅を体感しました。

その様子を7回にわけて、紹介します。

4日目 群馬世良田~足利~栃木

9月5日(木)

今日は小山のホテルから足利経由で群馬世良田に行き、帰りに栃木市内に行きました。足利での乗り換えの際には渡良瀬川沿いを歩き、旧足利模範撚糸工場(現在はスポーツクラブに転用)の古い建築を見ました。

世良田ではレンタル自転車で世良田東照宮と新田荘歴史資料館に行きました。

世良田東照宮は、江戸時代初期に3代将軍徳川家光が日光東照宮を当初の簡素なものから、現在の豪華絢爛なものに建て替えた際、古い建物の一部を移築したものだそうです。家康が新田義貞などの新田氏の子孫を名乗っていたためここに東照宮があるとのことでした。

今回のフィールドワークで4つ目(事前学修の広島東照宮も入れて)の東照宮です。先生は直前に、愛知の岡﨑と静岡浜松の東照宮にも行ったそうなので、6つ目です。

足利に戻って昼食をとり、ここでもレンタル自転車を借りて、次に向かったのが、昨日ニコライ堂で神父様の奥様から伺った足利ハリストス正教会です。ここの神父様は兼任だそうで、中にある山下りんのイコンは観られませんでした。

そこから足利中心部を目指し、八雲神社と足利織姫神社に立ち寄りました。織姫神社にはごく新しいものですが、7色に塗り分けられた鳥居が立ち、それぞれの鳥居の色に意味があるそうで、説明を読みながら石段を登りました。

階段は多かったですが、登り切るととても見晴らしが良かったです。鑁阿寺(ばんなじ)では、国宝の本堂や栃木県指定の多宝塔と御霊屋など見ることができました。多宝塔の側には天然記念物の大銀杏がありとても大きく迫力がありました。

日本最古の学校、史跡足利学校では湯島聖堂と同じく孔子をまつった聖廟という建造物は修復中のため見ることができず残念でしたが、方丈と呼ばれる学生が勉強をするための建物が復元され、入ることができたのでよかったです。最近日本遺産にも認定されました

最後に足利から電車で栃木市に向かいました。

栃木市には古くからの蔵が残っており、昔からの建物や橋が残っておりその景観に合わせコンビニやカフェがデザインされていていることが分かりました。

移動が多かったですが、その分より広域で文化財を見ることができたので良かったです。

(2年 児玉 唯)

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