生活デザイン学科学科ニュース

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HJUきものリメイクラボ2022活動報告

2023.02.21 地域デザイン領域 学生生活 生活プロデュース領域 被服・ファッション領域

2021年4月から始まったHJUきものリメイクラボ、2022年度の活動もそろそろ終わりが見えてきました。

この活動は日本の伝統文化の一つである着物文化が衰退しつつあること、また大量の着物が廃棄されていることを課題ととらえ、一般社団法人「ひろしまきもの遊び」と連携して始まったプロジェクトです。廃棄物を減らす、という観点はSDGsともかかわっており、この活動では若者向けのきものリメイク商品を企画・制作・販売することで、着物文化の良さを伝え、リメイクによる資源の有効活用の喚起を図ることを目標としています。

少し難しい説明になってしまいましたが、簡単に言うと、着物って素敵だよ、捨てるなんてもったいない!ということを若い世代が主体となって発信していくことが主な活動です!

2022年7月には「ひろしまきもの遊び」主催のイベントで実売を行い、2021年度の商品を皆さんに見ていただくことができました。

(販売ブースの様子)

また、公式インスタグラムも開設し、学生自らが文章を書いたり、写真を加工したりして、活動について発信しています。

(インスタグラムの画面/フォローお願いします!)

さらに、今年の商品企画についても検討し、今年の商品は「つけ衿」と「ミニポーチ」に決定!3年ぶりに行われた本学の大学祭「あやめ祭」での模擬店で販売を行いました。

当日午前中はあいにく雨模様でしたが、午後からは晴れ、在学生、地域の方、そして、オープンキャンパスも同時開催だったため、高校生にもアピールすることができました。

(左側1番のブースで販売を行いました!)

(ディスプレイの様子)

この日のために、制作グループ、広報グループに分かれて準備をしてきたので、終わったときには充実感でいっぱいでしたね。

その後、これまでの振り返りや今後の展開について検討をしました。今年はまだコロナ禍の影響もあり、オンラインでミーティングを行うことも何度かありました。

 

(オンラインミーティングの様子)

(対面でのミーティングの様子)

連携先である「ひろしまきもの遊び」からも、ミーティングやイベント後に講評やアドバイスなど、社会の中で実際に活動されている方からの評価をいただき、実りの多い1年となりました。

「ひろしまきもの遊び」から受講生への最終評価コメント

一年間、お疲れ様でした!
物を創って売る、という経験を通じていろんな成長があったようで大変嬉しく思います。
お金を払って買ってくださる方がいる
その方に気持ち良く、長く愛用いただくためには高いクオリティを追及していくことは当然ですが、そんな中でも「創る楽しさ」がないと、長続きしませんし良い商品にはなりませんので(よく、商品には魂が宿る、と言います)プロジェクトを楽しみながら走っていきましょう!



これらの活動を経て、活動した学生からは、視野が広くなった、「伝える力」が成長した、デザインをカタチにする力が付いた、などこれからの学びや将来に向けて得られるものがあったという声が届けられました。

来年度も色々な活動を学生主体で進めていきたいと思います。どうぞお楽しみに!

(この活動は「地域連携デザインセミナーⅠ・Ⅱ」という授業とも連動しています。授業に参加することで、卒業単位にもなりますので、活動に興味がある人はぜひ授業としての履修も検討ください。詳しくは各学期初めのオリエンテーションで説明会を行いますので、参加してくださいね!)