神野正喜教授に感謝の気持ちを伝えました
2022.03.02 教員からのメッセージ
児童教育学科の神野正喜教授が、2022年3月末をもってご退職されます。
神野先生は、広島大学附属小学校副校長職ののち、その実務経験を活かして本学の教育に10年間ご尽力くださいました。
専門分野は国語科教育学で、全学科の共通基礎科目(必修)である「日本語表現技法」や中・高教職課程科目である「教職実践演習」で学科外の学生への指導にも関わっていただきました。
児童教育学科の科目として「教職論」はもちろんのこと、「初等国語科教育法」では、附属小学校時代に極められた文字指導、書写の学習指導をはじめ、実践に役だつ国語科指導の構想・立案・実施・授業評価について、詳しくご指導くださいました。卒業論文指導や、学生指導においては、神野先生の粘り強さと丁寧さのおかげで学生が変容していく姿が見られました。
さらに、小学校採用試験対策に特化した「小学校教育実践研究会」では、模擬授業にチャレンジする学生に的確なアドバイスをされ、小学校現場に多くの卒業生を送りだしてくださいました。穏やかな様相は「となりのトトロ」とも呼び親しまれ、文章への専門的な気づきが多くの学生や教員から頼りにされていました。長い間、本当にありがとうございました。
神野正喜先生が人生の大きな節目を迎えられたことを、児童教育学科で祝福しました。先生が示してくださった児童教育の奥義を引き継いで、学科教員一同、学生のために頑張っていきます。