12月2日(土)・3日(日)の2日間、高知市で行われた「第64回中四国保育学生研究大会」に、子どもチャレンジラボ「にじいろマフ」に所属している児童教育学科の学生、児童教育学会役員の学生と教職員計17名が参加しました。
「にじいろマフ」は今年度始まった新しい子どもチャレンジラボで、発達障害児との遊びや手作りおもちゃに関する研究会です。
イギリスでは、ボランティアの方々がマフ(筒状のニット製品)をつくり、 病院等で認知症の方々の不安を和らげたり、コミュニケーションを円滑にするため活用しているということを知り研究を始めました。
4月から発達障害について学んだり、マフのデザインを考えました。夏休みには「ちくちくの会」を開き、大学でアイデアを持ち寄りながら、楽しく制作を行いました。8月から9月にかけて広島市内の児童発達支援センターエポックにご協力をいただき実習を行いました。
後期からは、月・火曜日に毎週のように集まって、実習をふり返り、研究発表の資料作りを進めました。
中四国保育学生研究大会1日目は、開会式や学生交歓会があり、基調講演として馬場耕一郎氏(こども家庭庁)による「これから保育者を目指す君たちへのメッセージ」を聴講し、自分たちが保育者になったときに一番大切にしたいことなどを改めて考える時間になりました。
学生交歓会では、当番校である高知学園短期大学の学生によるクリスマスファンタジーを見たり、高知学園短期大学附属高知幼稚園の園児による「よさこい鳴子踊り」に参加して一緒によさこいを踊りました。
また、広島女学院大学のアピールをしたり、次年度開催校の学生代表として児童教育学会副会長の岡本由希音さん(2年生)が挨拶をしました。
2日目は、「発達障害児支援におけるマフの活用と可能性」というテーマで研究発表をしました。発表者は、「にじいろマフ」部長の広中わかなさんと太尾田実希さんです。
部長は「いろいろな大学の発表を聞いて新たな学びがありました。大きな会場で発表する機会はこれまでなかったので緊張しましたが、他大学の方たちも真剣に聞いてくださっていたので、落ち着いてしっかり伝えようとする気持ちで発表することができました」と感想を伝えてくれました。他大学の研究発表もどれもためになるものばかりで、今回学んだことを吸収していきたいと思います。
今回、学生研究大会に参加したことで、将来、優れた保育士になれるよう残りの大学生活も頑張ろうと改めて感じる機会となりました。また、来年度の当番校として、第65回大会を盛り上げていきたいと思います。(3年佐藤凪沙)