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大学からのお知らせ

2019年11月15日 活動報告

開学70周年・学院創立133周年記念 講演とシンポジウムを開催いたしました

11月4日、広島女学院大学開学70周年・学院創立133周年を記念した講演およびシンポジウム「真の国際人とは~グローバル化を支える教養~」をホテルグランヴィア広島にて開催いたしました。

越智光夫広島大学学長、高井昌史紀伊國屋書店代表取締役会長兼社長をお招きし、本学学長 湊晶子とともにご登壇いただきました。

この日の講演のために、会場には約530名もの方がお越しくださいました。

第1部の講演では、越智学長、高井社長、湊学長が、「真の国際人とは、真の教養人とは」をテーマにそれぞれの立場から語られました。

広島大学 越智学長は「平和を希求し、チャレンジする国際的教養人」の育成に取り組んでいます。深い教養に裏打ちされた人間的魅力を磨くため、各界の第一線で活躍されているリーダーやノーベル賞受賞者を招いた講演会の積極的な開催や平和教育、留学プログラム、研究大学として「世界トップ100」を目指すなど、次世代のリーダーを育成する広島大学の取り組みについてお話を伺いました。

続いて、紀伊国屋書店の高井様は、国内72店舗、海外10カ国37店舗でビジネス展開する組織のトップとして、世界の現場から見るグローバル化について講演いただきました。また、海外の大学図書館や海外店舗を視察された際に感じたそれぞれの特徴や海外での日本文化の受けとめられ方についてもご紹介いただきました。

本学 湊学長は、自身の63年前の留学経験と、これまで国際会議に参加した経験から見えてきたことを語りました。真の国際人には、何より「一人称」で語る大切さと、日本人がもつ三元的思考に立つ寛容の精神によって、緊張関係にある国際情勢のなかでもう一つの解決の道を示す役割を果たすべきでないかと説きました。

本学においても、変動する時代の中で自分を見失わず、集団に流されない「ぶれない個」の大切さを教え、「私はこう生きる」という人生の座標軸を心に持つ学生の育成にあたっています。

第2部のシンポジウムは、「女性」と「図書館」という2つの軸で展開され、その内容は日本の教育やの女性の立場と現代社会、世界と日本の書籍電子化の現状など多岐にわたりました。

終始和やかな雰囲気の中での意見交換に会場全体が温かい空気に包まれました。

ご多忙にもかかわらずご登壇いただいた越智学長、高井社長、そしてご来場いただきました皆様、ありがとうございました。