2019年12月06日 活動報告
サーロー節子さんとの交流会に本学学生が招待されました
11月21日(木)に、広島YMCAにて開催されたサーロー節子さんと学生たちの交流会に、本学国際教養学科の原本莉那さん、幼児教育心理学科の岡田春海さん、松永朱音さんが招待されました。
本学は、2017年にICANがノーベル平和賞を受賞した際、オスロのサーローさんに折鶴を送ったり、昨年11月には本学にてサーローさんによる講演会を行ったりしています。今回の学生たちのご招待も、これらのご縁で繋がったものです。
学生たちは、フラワーフェスティバルでの折鶴活動や原爆の子の像建立記念式典、国内外での災害支援活動など、実践している平和活動について、サーローさんに直接お伝えしました。
サーローさんは、ノーベル平和賞授賞式において女学院から折鶴が届いたことをとても喜ばしく思われており、その折鶴を折った学生たちに会えたことを大変喜んでおられたようです。
サーローさんとの出会いを心に留め、平和への思いを改めて考える機会になりました。
参加学生の感想
今年の夏に行われた広島YMCAのユースピースセミナーで、国際交流ボランティアリーダーとして参加したことをきっかけに、今回の交流会に招かれ、ICANのノーベル平和賞受賞に大きく関わった方に会える、一生に一度のチャンスだと感じ参加しました。原爆投下から74年が経った今、被爆証言をする人も少なくなっています。若者の私たちが地域社会の一助となる世の中ではないか、という思いが、サーローさんとお話しする中で強くなり、広島YMCAのボランティアリーダーの活動にもっと力を注ぎ、関わった方々から「広島 素敵なところじゃね。」と思ってもらえるようにしたいと改めて感じました。
国際教養学科3年 原本 莉那
YMCAの方から、今回の交流会にお招きいただき参加しました。参加していた各団体がプレゼンをした後、サーロー節子さんと直接お話する機会がありました。その際に、サーローさんがカナダの平和教育カリキュラムの作成に携わっていらっしゃったことに触れ、「今の日本でカリキュラムを作るならどうしますか?」と尋ねたところ、「難しい質問」だとしながらも明確に答えてくださいました。常に自分の考えをしっかり持っているからこそ、すぐに回答できるのだと感じました。私も学びを続けていくことで、自分なりの考えを持ちたいと思いました。
幼児教育心理学科3年 岡田 春海
私は一年生の時に、YMCAの災害支援活動(熊本ワークキャンプ)や、サーロー節子さんへ折り鶴を送る企画に参加したのがきっかけで交流会にお招きいただきました。私はサーローさんに、被爆体験や被爆後から核兵器禁止に向けて立ち上がった経緯についてお話を伺いました。サーローさんの「原爆による同級生の死を、意味のある死にしなければならない」という言葉を聴いて、この意志を、これからの世代を担う私達が、核兵器禁止に向けて行動を起こすなどして繋がなければいけないと思いました。
幼児教育心理学科3年 松永 朱音
(写真左から岡田さん、サーローさん、原本さん、松永さん)