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大学からのお知らせ

2023年05月17日 お知らせ

サーロー節子さんへ名誉博士号第1号を授与しました

5月15日(月)、サーロー節子さんへ本学第1号となる名誉文学博士の授与、本学学生に向けた記念講演が行われました。

サーロー節子さんは広島女学院高等女学校2年生時に爆心地より1.8km離れた学徒動員先で被爆。1954年に本学英文学部英文学科を卒業後、米国、カナダに留学。以後、カナダに永住し、1965年よりトロントにて社会福祉の専門家として、教育・医療の分野にて活躍し、カナダで最高名誉であるカナダ勲章を受章。原爆にまつわる自身の経験を英語で伝える証言活動を長年続け、2014年「ひろしま平和大使」に就任。創立時より所属するICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が 2017年12月にノーベル平和賞を受賞。被爆者としての体験を語り続けておられます。
長年にわたって国際平和活動に貢献した功績をたたえ、本学第1号となる名誉学位の授与を2021年に理事会で決定しましたが、コロナ禍で授与式が延期となっており、今回、授与式が実現しました。

授与式に続く講演会では、2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞した際に、スピーチを行った様子を上映後、サーロー節子さんご本人の被爆体験や、これまでの平和活動などについて語られ、最後に学生へメッセージを送ってくださいました。

最後には学生から花束が贈呈され、式典は盛況のうちに終了しました。