2023年11月21日 活動報告 社会連携センター
2023年度公開セミナーを実施しました
2023年10月7日、14日、21日、28日(いずれも土曜日)に、毎年恒例の広島女学院大学公開セミナー(第40回)を実施しました。大学の教室で受講していただく方式とオンライン配信を視聴していただくハイフレックス形式で、合わせて100名を超える方に申し込んでいただきました。
今年度は人文学部日本文化学科が【文字を通して見る世界】という総合テーマ〔共通の縦軸〕を設定し、4名の教員がそれぞれ日本古典文学、日本語学、国語科教育学、図書館情報学という幅広い専門性を掛けあわせた講座となりました。
受講者の皆さんと、くずし字(変体仮名)から古典作品の世界を垣間見たり、角筆という見えない文字に焦点を当てながら漢文を読んでみたり、ことばの教育の場面から字を学ぶことや作文教育の歴史とその可能性について学んだり、文字の電子化が文学研究や図書館における情報探索にどのような影響を与えるかを考えたり、さまざまな視点から【文字】の世界に触れた1カ月となりました。
来年度も10月に公開セミナーを実施する予定です。どのような公開セミナーになるか、楽しみにしていただけますと幸いです。みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。
<2023年10月7日(土)>
第1回 文字の活字化によって何が起きているのか ―くずし字から読む古典作品の世界― 小松 明日佳 専任講師
<2023年10月14日(土)>
第2回 見えない文字は何を伝えてきたのか ―凹み文字(角筆)の世界― 柚木 靖史 教授
<2023年10月21日(土)>
第3回 文字にすることは人に何をもたらすのか ―識字・作文・綴り方教育の世界― 出雲 俊江 教授
<2023年10月28日(土)>
第4回 活字のデータ化は何をもたらすのか ―図書館職員に求められる知識と技能の世界― 山口 大輔 専任講師