現場に立ち、現状とニーズを把握
図面に起こす意匠設計が楽しい
2020.03.05
YOUR COLORFUL FUTURE
建築設計
福元 日奈子さん 株式会社綜企画設計勤務
人間生活学部 生活デザイン・建築学科 2018年卒業
建築物を見ることやものづくりが好きで、大学で建築に限らず幅広くデザインを学んできた福元 日奈子さん。建築設計として働く彼女に、仕事について、学生時代の活動について話を聞いた。
- 出来ることが少しずつ増えて、「任される」ことが何よりのやりがいに
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- 建築意匠設計として設計事務所に就職。現在は官公庁の仕事を担当しています。主に改修設計に携わることが多く、駅ビル・学校のトイレ改修、学校の大規模改修、屋上防水改修などの設計を行ってきました。新しく仕事が始まるときには現地を調査し、要望を確認するなど、図面だけではわからないことを把握した上で設計に入るようにしています。新しい仕事を任され、日々自分にできることが増えるのは励みになります。
- 現場でしかわからない空間、光、風。そういうものを設計に落とし込みます
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- 「現場に行くことが大事」というのは、大学時代から考えていたこと。卒業設計では、広島市内の本通り商店街に緩和ケア病棟を建てる想定で「まちなかホスピス」を設計しましたが、敷地調査をすることで新たな課題を見つけ設計に反映できました。また、新入生行事であるオリキャンで上級生リーダーをしたときには、チームで働く際の報告、相談の大切さを実感。これらの経験により仕事をする上での姿勢が培われたと思います。
- 建築設計だけでなく幅広く生活デザインを学び、さまざまな分野で活かせます
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- 大学では「造形」などの授業も取っていました。ファッションを含めて幅広い学びを展開している学科なので、専門と関係なく興味分野を選んで学べる点は魅力でした。発表で必要なプレゼンテーションシートのつくり方や表現方法を学びましたが、そういった経験やセンスはどんな分野でも活かせるはず。アパレル販売やインテリアデザインをしている同級生もいて、建築に限らず幅広い業界で活かせるのだなと広がりを感じています。
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