本学には海外で活躍されている卒業生の方が多くいらっしゃいます。
その中の一人、江口夏帆さんが三谷学長、国際英語学科の磯部先生、Herbert先生に海外での様子をお話しくださいました。
江口さんは、2022年3月に国際英語学科GSEコースを卒業後、同年9月から英国オックスフォード大学大学院修士課程コース(MSc Sociology)で研究活動をされ、2023年11月、課程を修了されました。
研究活動やイギリスでの生活について、終始和やかにお話しくださいました。
本学在学中は、自分の興味関心に合うものを探すためさまざまな授業を受講し、「Independent Study」の授業で、社会学や統計について興味が沸き、さらに学びを深められるよう交換留学に挑戦。
留学先では勉強に集中し、社会学、研究法、歴史、民俗学、コミュニケーション、心理学など多くの授業を履修し、クラスで1位を取れた科目もあり、ネイティブでなくても努力すればついていける自信がついたこと、特に関心を持った「社会階層論」では、分野を牽引する先生がオックスフォード大学に多くいらっしゃることが、海外の大学院進学をめざすきっかけとなったそうです。
オックスフォード大学大学院での勉強や試験は大変だったそうです。例えば、大量のリーディングや、それを読み込み意見を準備して授業に挑まないと発言ができず、発言をしなければ授業が進みません。また、3時間で3つのエッセイを書く試験もありました。この試験は持ち込みができない分、記憶力も必要でした。
大変なこともありましたが、国際色豊かな仲間がいたことが支えとなり、仲間たちとカレッジ巡りをして、それぞれのカレッジで出される食事を楽しんだりしました。
江口さんはオックスフォード大学大学院で社会学をはじめ、研究手法、統計、実証研究を通じて、楽しみながら興味関心のある学びを深めることができ、今後はこれまでの学びを活かして、イギリスの社会調査会社でリサーチデータアシスタントとして働かれます。
「広島女学院大学では、少人数で先生や仲間とやりとりができ、学びを深掘りできる環境があります。自身の興味関心に合わせて、さまざまなことを大学で学び挑戦していってほしい」とメッセージをいただきました。
江口さんのますますのご活躍を応援しています。