基礎英語の授業で使用する、本学オリジナルのテキスト Minimum Essentials(ME) 1 & 2 の内容とカヴァー・デザインが、リニューアルしました。
昨年12月に学内でコンペを開催し、投票の結果、ME 1と2それぞれのデザインが決定。
8日からの授業に備え1、2年生への配布が始まりました。
(コンペの様子はこちら)
今回は、ME 1のデザインをご紹介したいと思います。
採用されたデザインを考案したのは、人間生活学部生活デザイン学科の2年生、小笠原優里さんと山田奈穂さんです。
ME 1の奥付には、二人がデザインとともに提出した、作品への思いを綴った英文レポートも掲載されています。
まずは、そのレポートをご紹介します。
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Our design concept is a "Soak into" design.
This concept appears in the main silhouette of this design.
It mixes purple and yellow and makes a soak effect.
The flowers give white femininity to the design.
The back ground is a stained glass and iris image of HJU.
The typeface is influenced by Mucha.
On the back cover we have drawn a stained glass.
We would like you to enjoy this cute design every time you use the book.
(私たちのデザインのコンセプトは「浸透する(Soak into)」で、表紙の人影で表現しています。
紫色と黄色を混ぜ合わせることで、浸透の効果を出しています。
また、花によってデザインに白い女性らしさを表しています。
背景は、HJUのステンドグラスとあやめのイメージからなります。
文字には、ミュシャ*を思わせる字体を使用しています。
裏表紙は、ステンドグラスのデザインで飾りました。
テキストを使うたびに、この可愛らしさを持つデザインも楽しんでもらいたいと考えています。)
*ミュシャ:チェコ出身の画家
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このデザインのきっかけとなったのは、本学のシンボルとも言えるチャペルです。
そのチャペルの美しさと神聖さを引き立てるステンドグラスを、どのようにデザインで表現するかに難しさを感じながらも、こだわって何度も描き直しをして完成させたそうです。
また、学生が机に座って勉強しているシルエットの色のグラデーションにも力を入れたそうです。
二人の希望通り、この4月に本学に入学した1年生を始め、学生たちが基礎英語で楽しく英語を学びながら、英語を身体に「浸透」させていってくれることを期待します。
次回は、ME 2のデザインをご紹介する予定です。