管理栄養学科の基礎英語の授業では、料理や栄養のトピックから英語力を向上するプロジェクトを行なっています。
Wilson先生の2年生のクラスでは、毎年学生一人ひとりが好きな料理を選び、英語でレシピの作成と調理方法の紹介を行います。そして、それをクラスごとに一冊にまとめたCooking Bookを作成しています。

本年度の2年生の発案で、オムライスや酢豚、餃子、またクッキーといったお菓子などのヴァラエティに富んだレシピが揃いました。それらの料理を選んだ理由も、学生自身が好きな料理、今食べたいもの、または家族みんなで食べられるもの様々です。

食や栄養に興味のある学生たちにとっても、英語でレシピを作成するのは初めてです。そのため、レシピに関する日英の違いの発見もありました。例えば材料を数える際、日本語であれば「大さじ1」と書くところを、英語では "1 Tablespoon" と単位と数が逆になることがわかり、驚いたようです。

学生たちは実際に自分たちで調理し、その様子を写真に撮り、よりわかりやすく調理方法を説明できるよう考えましたが、それに先駆けて、あらかじめ手順を説明する "procedural writing" というライティング・スタイルを学び、実践しています。

場面ごとに適切な英語表現を辞書で探して、英作文を行うことに苦戦したようですが、Wilson先生の助けをもらいつつ、何より楽しみながらレシピを完成することが出来ました。

このレシピ本と、レシピのいくつかをポスターにしたものを、7月の本学のオープンキャンパスで展示する予定です。ぜひオープンキャンパスにお越しいただき、実際に手に取ってご覧になってください！

Wilson先生からのメッセージ

Students cooked their dishes in their homes and took photographs of each stage of the cooking process in order to better illustrate their recipes. The results are here for you, the reader, to enjoy and to perhaps inspire you to cook!
（学生たちは自宅で調理し、工程ごとに写真を取り、調理方法の説明がよりわかりやすいものになるよう工夫しました。学生たちの努力の結果をご覧くだされば、皆さんも実際に調理してみたくなるはずです！）