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大学からのお知らせ

2018年05月07日活動報告ボランティアセンター

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今年も開催! 折りづるひろば&原爆の子の像建立60周年記念式典

毎年5月3~5日、広島市の広島平和大通りで開催される「広島フラワーフェスティバル」会場に今年も「折りづるひろば」ブースが設置され、本学学生が組織する実行委員会とボランティアの学生による呼びかけに応え、多くの市民や観光客の方々にご協力いただきました。

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期間中の3日間は晴天に恵まれ、家族連れ、お友達同士のグループ、外国人観光客など本当に大勢の皆さんに鶴を折っていただきました。小さなお子さんが若いお父さんお母さんに教えてもらいながら一所懸命挑戦したり、ちょっとやんちゃな中学・高校生グループが呼びかけに応じて、照れながら、でも几帳面に折ってくれていたり、とほほえましい光景が会場のあちこちで見られました。毎年このひろばに足を運んでくださっているご婦人や、「私も女学院出身なのよ」とご夫婦で折って行かれる年配の卒業生もいらっしゃいます。

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この2、3年特に増えたのが外国人観光客の参加で、しかも多国籍化が進んでいます。また感心させられるのが、折りづるの折り方を知っている方が何人もいらっしゃいました。2016年のオバマ前大統領の広島訪問の際、寄贈した折りづるの影響が大きいのかもしれません。

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今年は「折りづるひろば」の活動が始まって10周年、あわせて佐々木禎子さんの死を悼んで広島平和記念公園内に設置された原爆の子の像が建立されて60周年となる記念の年でもあります。

被爆による白血病で1955年に12歳の若さでこの世を去った佐々木禎子さんは、回復を願いながら病床で折り鶴を折り続けました。追悼式を機に、子どもたちを二度と同じ目にあわせてはならないという誓いをこめて彼女をモデルとした像の建立を、と子どもたちを中心に運動が起こります。その中心にいたのが、当時広島女学院中学高校の用務員で広島YMCAの青年会員でもあった河本一郎氏でした。運動は全国的な広がりを見せ、3年後に平和公園の一角に「原爆の子の像」として完成し除幕式が行われました。ちょうど60年前の1958年5月5日のことです。

毎年5月5日には、広島の地で長年にわたり平和活動を推進してきた広島YMCAと本学が協同して原爆の子の像に折りづるを捧げる献納式をしています。

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本学が主催する記念式典では、折りづるひろばで折っていただいた千羽鶴8千羽と、広島YMCAのテントにて来場者に制作を呼びかけた折り鶴と「日中韓YMCAユース平和委員会」のメンバーが全国の大学生に呼びかけて作った約2万2千羽の折り鶴を、原爆の子の像に献納しました。

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主催者を代表して村上和保副学長が挨拶し、「折りづるひろば」実行委員長の長﨑まりなさんも堂々とご協力への感謝の言葉を述べました。

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鶴を折るというのは小さな行為にすぎませんが、その平和を願う積み重ねが大きな力となっていつの日かきっと地球上から核兵器をなくす、平和な世の中をもたらすことにつながると信じ、これからも活動の輪を広げてまいります。

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