フィリピンワークキャンプは「ワーク」という言葉が示す通り、ボランティアワークが大きな部分を占めています。今回も3年ほど前の大型台風により被災した地域の学校施設での作業をしました。男子学生は力仕事が中心ですが、本学の学生はペンキ塗りや環境整備が中心だったようです。でもそればかりではなかったようで...
杉山さん: ハピタン小学校で6日間過ごし、私は校舎のコンクリートのペンキ塗りと土運びをしましたが、直射日光の下での作業はくるぶしまで汗が流れ落ちるほど暑かったです。でも、作業をしている間中、私の回りで子どもたちが本当に一生懸命手伝ったり声をかけて応援してくれたりしてくれました。たぶん、日頃から家の手伝いや重労働をしているのか、重い土を軽々と高いところまで運んでくれたり、握力がびっくりするほど強かったのが印象的でした。日本ならどうかなぁ。子どもたちはゲームやスマホに夢中で親や大人の手伝いなんかしないでしょうね。
山田さん: 小学校で出会った子どもたちは皆よく手伝ってくれました。きつい仕事のはずなのに嫌な顔もせずに。日本にいるときはそんなに子どもと関わることはしなかったのですが、この小学校ではずっと子どもたちと一緒にいたので、子どもが大好きになりました。着く前は「どんな所なんだろう」と不安でしたが、着いたとたんに地元の大人も子ども楽器を鳴らしたり旗を振ったり大歓迎してくれて、感激しました。
杉山さん: そうそう、着いた初日はひたすら子どもたちと遊びました。水浴びのための桶を一緒に買いに行ったりして、すぐに仲良くなれました。
玉田さん: ここでの6日間はつらい作業もあったけど、笑顔でやれば楽しいものだなと思いました。皆でやればつらいこと大変なことも楽しいことに変えていくことができる-それをこのワークキャンプで学んだ気がします。
杉山さん: ハピタン小学校では最初の夜はウエルカムパーティがあって、それとは別に毎晩各国の参加者による出しものをするんです。私たちが担当する「ジャパニーズ・ナイト」は初日でした。私たちはソーラン節、「世界に一つだけの花」「恋ダンス」「PERFECT HUMAN」のパフォーマンスを披露しました。
岡田さん: 本番前ものすごく緊張しました。うまくできるのかなって。でもステージに上がって全員で円陣を組んで気合いを入れたせいか、練習よりうまくいきました。現地の皆さんやホノルルからの参加者も一緒になって踊ってくれて盛り上げてくれました。全員ステージにいたので残念ながら誰も写真を撮ってませんけど。暑い中働いた後、毎晩各国・地域の参加者が歌や踊りなどの出し物を披露する交流会で、本当にみんな仲良くなれました。
ありがとうございました。ところで、プログラム中に皆さんショックなことがあったそうですが,教えてもらえませんか? (次回に続きます)