今年4月より本学学生食堂(通称「アイリスキッチン」)は新たな運営業者を迎え、新たなスタートを切ります。それに先立ち、管理栄養学科の有志学生10名が、最大の利用者である学生の声を最大限活かし魅力ある学生食堂づくりの参考にしていただこうと、1月中旬よりプロジェクトを立ち上げ精力的に活動を繰り広げました。他大学の食堂調査、教職員を含めた全学的アンケートの実施と集計、それを分析し問題点をあぶり出しつつ、自分たちの思いも織り込みつつ議論を進めて行きました。
そしてこのたび、新たな食堂運営会社(東洋フードサービス株式会社)の代表取締役大成様、フードサービス事業部山本様をお招きし、事務局長をはじめとする大学関係者も同席して、同プロジェクトによる最終報告(ならびに提案)の会を開催する運びとなりました。
発表は、学生たちが考えたコンセプト(「私が選べるヘルシーランチ~美と健康に+(プラス)1~」それに込めた経緯と思いを紹介して始まり、アンケート集計とその分析をもとに、新たなメニュー提案、提供方法の展開、情報発信と食事提供スペースのレイアウト案など、管理栄養学科の学生らしい具体的かつ実践的な提案の数々を紹介しました。
「私が選べるヘルシーランチ~美と健康に+(プラス)1~」というコンセプトに込められた思いは2つ。ひとつは、アンケートから読み取れた「いろいろと自分で選んで食べたい」「美と健康に意識した食事をしたい」という女性らしい意見から導きだされたもの。そしてもうひとつは、半数以上を占める弁当やパンを持参して食堂で食べている学生でも、気軽に小鉢やサイドメニューを食べて、より健康を意識した昼食にしてほしい、というプロジェクトメンバーの思いがあったそうです。
今回の報告会でプロジェクトチームはその役目を終え、今後は同じく管理栄養学科の学生で編成された「食育サークル」に引き継がれ、運営会社側と情報のキャッチボールをしつつ学生の利用促進のための活動を継続させていく予定です。
プロジェクトチームの皆さん、試験期間やレポート作成の合間をぬっての献身的な活動とすばらしい提案、ありがとうございました。