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大学からのお知らせ

2024年08月28日 活動報告 社会連携センター

『こころ、つなぐ、ひろしま多様祭』に向けて、株式会社モルテンを訪問しました

8月9日、『こころ、つなぐ、ひろしま多様祭』(以下、多様祭)のボランティアメンバー4名が、多様祭を主催する一般社団法人広島青年会議所の方々と一緒に株式会社モルテン(広島市西区観音新町)を訪問しました。

学生たちは、多様祭当日にモルテンが提供するブースで、子どもたちを対象に『MY FOOTBALL KIT』という組み立て式のサッカーボールを自身の力で作っていくお手伝いをします。

単に多様祭でボランティア活動を行うだけでなく、モルテンが『MY FOOTBALL KIT』に託す社会貢献や教育貢献の考え方を学び、8月18日(日)ひろしまゲートパークにて開催の多様祭に臨むためです。モルテンの担当者の方から『MY FOOTBALL KIT』に関する取組への丁寧な説明を受けました。

海洋ゴミを約70%を含む再生樹脂を使用した組み立て式サッカーボールを通して『すべての子供たちの成長のきっかけに貢献する』、『つくる責任・つかう責任』という社会貢献への思いを伺い、体験させていただくいい時間となりました。2022年に建てられたすばらしい社屋や製品、社員が働く環境づくりへの思いなど、多岐にわたる見学もさせていただきました。

感想(一部抜粋)

社内に入ると開放感のあるモノクロの空間が広がっており、目の前には幅が広く長い階段がありました。吹き抜けになっているため各階が仕切られることなく、ひとつの空間として存在していました。これらは中に入ると無機物、外に出ると有機物と触れ合うことができ、インスピレーションを与えてくれるような気がしました。外の有機物には花や野菜だけでなく、3匹のヒツジが飼われていてとても癒されました。すれ違う人やミーティングをしている方々が皆笑顔なのは環境が整っているからだと考えました。ひとつの方向から物事を見て解決させようとするのではなく、様々なケース、多方面から見た解決策を生み出すことが大切だと考えました。
(人間生活学部 生活デザイン学科 1年 新井梨鈴)

見学を通して特に印象に残っているのが、車椅子制作への思いです。moltenで作られている車椅子は従来のものに比べてとても軽くて、デザインがオシャレでした。伺うと「目が悪くて眼鏡をかけている人は可哀想というイメージがありましたが、最近だとオシャレに思う方が多いと思います。車椅子もそれと同じように、可哀想と思わず、自分で乗っていて自己肯定感が上がるようなものにしたい」とのことでした。これからの時代は、型に囚われない考え方がとても重要であることをこのボランティア活動を通して学びました。自分にとっても刺激となり、様々な概念が生まれていく。それが多様な社会を作っていくベースになるのではないかと私は考えました。
(人文学部 国際英語学科 1年 堀野桃夏)

株式会社モルテンが取り組んでいる4つの事業について説明していただきました。開発した組立式のサッカーボールを用いて子どもたちの成長やコミュニケーションを養うことについて教えていただきました。最後は会社を案内していただきました。そこでは働きやすい環境が整っていることに加え、羊や野菜の栽培ができることを知りました。組立式のサッカーボールを使い、子ども達の空間認知能力、コミュニケーション力、自己肯定感を高めるために、どんなに組み立てるスピードが遅い子どもでも最後まで見守ることを大切にしているということを知りました。私自身もスピードが遅い子どもだったため、このお話を聞いてとても感動しました。
(人文学部 国際英語学科 2年 本山 奈々実)