「食事が楽しみ」
「おいしい」の言葉が聞きたくて
2020.03.01
YOUR COLORFUL FUTURE
病院管理栄養士
石田 みどりさん 独立行政法人国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター勤務
生活科学部 管理栄養学科 2013年卒業
管理栄養士の活躍の場は数多くあります。病院の管理栄養士として、提供する食事の献立作成や入院患者の栄養管理、入院・外来患者に対する栄養指導など、充実した日々を送る、石田 みどりさんに話を聞いた。
- 総合病院で患者様の栄養を管理。「おいしい」の笑顔に触れるやりがいを
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- 病院で提供する食事の献立を考えたり、栄養指導などをしています。「おいしかったよ」という声を聞くのが何より嬉しい瞬間です。原価管理をしながら栄養を考えた献立を作成することは実は奥が深くやりがいを感じるポイントでもあります。医療スタッフを含め、多くの人と関わる仕事なのでコミュニケーション能力が必要ですし、医療チームの一員として最新知識を常に学ばないといけないので、勉強し続ける能力も必要です。
- 臨地実習で定まった目標。医療チームの一員として貢献したい
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- 国家資格を視野に入れた勉強は想像以上に範囲が広く大変でした。勉強をする中で、実際にどのような仕事をしているのかがわからず具体的な目標をなかなか描けずにいました。そんな中、大学での「臨地実習」に参加し病院での仕事を体験。改めて病院の管理栄養士となり「食を通して楽しさや幸せを提案する」という具体的な目標を描くことができました。この目標は、今の私にとって働き続ける上で根底にあるものです。
- 病院以外でもさまざまな企業、分野で仲間が活躍しています
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- 一緒に学んだ仲間は今はいろんな業界、企業などで活躍しています。ドラッグストア、給食の委託会社、保育所や高齢者施設などの管理栄養士、食品メーカーで営業や食品開発をしている人もいます。ほとんどは管理栄養士としての資格や知識を活かせる職場での仕事で、会うたびにそれぞれの職場での話を聞けるのは楽しいです。どこであっても、食や栄養を通して人々や社会に貢献できる資格であり職業だと思います。
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