この3月には、これまでのコロナ禍で見送りになっていた卒業記念パーティーが卒業生の運営で開催され、卒業式もご家族の同席のもとに行なわれました。また、新たに多くの管理栄養士が誕生しました。
3月10日に開催された卒業記念パーティーは、実行委員を中心に企画や準備がなされ、感染対策の節度を保ちながらも、とても楽しい時間となりました。久しぶりの円卓を囲んでの歓談や、卒業生がこの日のために工夫を凝らして作成したゼミ動画の上映、楽しい司会でのビンゴ大会などで時間は瞬く間に過ぎました。今もたくさんの笑顔と声や情景が思い出されます。
今年の卒業生は、2年次から遠隔授業が多くなり、活動制限が多い中で自分にできることに着実に取り組んできた学年でした。この卒業記念パーティーも、コロナ禍での中断があったため、試行錯誤が多かったはずです。にもかかわらず、こんなに心温まる会を催していただきました。
3月15日の卒業式は、講堂にて、ご家族の皆様のご列席のもとに行なわれました。式後、卒業生は会場からの拍手の中で退場し、講義室において、卒業証書を一人ひとり受け取りました。そして最後に、卒業生から教室後方のご家族の方々に、感謝の言葉がありました。保護者の皆様、学生をお見守りくださりありがとうございました。ご卒業おめでとうございます。
今年も広島女学院大学の管理栄養学科では、受験希望者全員が管理栄養士国家試験に臨み、58名が受験し50名が合格しました。2010年から本年までの集計では、新卒で937名が受験し897名が合格しています(14年平均95.7%)。
ほかにも2009年以前や再受験での合格者も多く、今後も卒業生は女学院OGの管理栄養士に加わっていくことになります。
人生において、時が訪れるタイミングは人それぞれであると思います。合否という点では、一時的に道は分かれたかもしれませんが、受験者58名全員の自己研鑽の日々は事実です。そしてその実績が今日を創っており、未来に繋がります。私たち教員は、自分に向き合い、道を切り開こうとしてきた管理栄養学科卒業生全員を誇りに思っています。そして、消えることのない一人ひとりの研鑽の実績が、明るく強く、未来を貫く力になることを信じています。
自信をもって社会に羽ばたいてください。またお会いできることを、とても楽しみにしています。