2月9日に、JA牛田支店で地域の方々と味噌作りの体験をさせて頂きました。この活動には1年生~3年生までの食育サークル部員6名が参加しました。
味噌の原料となる大豆は、2日前からたっぷりの水に漬けて吸水させておき、当日は、この大豆を圧力鍋専用のザルに移し替え、そのまま水を加えた圧力鍋にセットして20分間加熱しました。火力の調整が難しかったのですが、みんなで声を掛け合って上手く大豆を蒸すことができました。
次に蒸した大豆をマッシャーで潰しました。大豆が熱いうちに素早く潰すことを意識し、ペースト状になるまで行いました。大豆が人肌まで冷めたら、塩入りの米麹を加えてしっかりと混ぜる作業です。この麹が大豆を発酵させて味噌になります。大豆と同じくらいの量の米麹が加わって、混ぜる作業は大変でしたが、皆で交代しながら混ぜていきました。最初は慣れない手つきでしたが、作業を進めていくうちにコツを掴み上手く取り組む事ができました。豆を潰していくと、大豆の良い香りがしてきて、どんな味噌が出来上がるのか皆ワクワクしながら作業をしていました。
大豆と麹をしっかり混ぜた後は、野球ボールくらいの量を手にとり、空気を抜くように丸めて、味噌樽に投入!空気が入らないようにしっかり詰めて表面を平らにし、カビが繁殖しないよう焼酎を霧吹きで吹きかけて消毒しました。そして味噌の表面を空気に触れさせないようぴったりとラップをしたら、塩の入った袋で重しをし、容器と蓋の隙間を無くして、空気ができるだけ入らないようにしました。蓋をした後も上から消毒とラップをして雑菌が入らないように心がけました。
実際に味噌作りを一から体験したことで、想像していたよりも味噌作りを身近に感じることが出来ました。また、この活動を通して学年の壁を超えた交流をする事ができ、とても楽しい体験となりました。半年後に味噌が出来上がったら、食育サークルのみんなでおいしい味噌汁を作りたいと思います。
今後も食を通して地域の人達との関わりを大切にして活動していきたいです。
今年はコロナ禍により地域での食育活動がほとんどできませんでしたが、このような貴重な体験の場を与えてくださったJA 広島市の職員の皆さまやレディースクラブの皆様に、感謝申し上げます。