10月26日(土)に、昆虫を守る田んぼ作りの活動として稲刈りを行いました。今回の活動は、5月25日に実施した田んぼ作りで植えた稲を刈るものです。小学1年生から6年生までの子ども達が14名集まり、スタッフも含めて総勢30名が参加しました。本学からは管理栄養学科1年生の4名と教員1名がボランティアで参加しました。2日前に降った雨の影響で、稲が濡れてしまったため、稲刈りは一部分しかできませんでしたが、代わりに近くの農家さんの畑で、芋掘りも行うことができました。参加した学生たちも、充実した活動を行うことができたようです。
学生たちからの報告・感想をどうぞご覧ください。
活動報告
子どもたちよりも一足先に集合場所の集会所に到着した私たちは、昼食で提供するキノコご飯、豚汁の下準備を行いました。子どもたちが到着すると私達4名の内、2名は小学3年生3名と昼食の準備を行い、残りの2名は子どもたちと芋掘りに行きました。畑に到着した子どもたちは、大きな芋を掘りたい、たくさんの芋を掘りたいという眼差しで目が輝いていました。みんな、畑に植えてあったサツマイモをほぼ全て掘りおこしてしまうくらい夢中になって芋掘りをしました。また、サツマイモがなかなかうまく掘れない子どもも先生や私たちと一緒に掘って、楽しんでくれました。子どもたちは袋が破けそうなくらいたくさんの芋をビニール袋に入れて一生懸命持って帰っていました。
また、稲刈りは雨の影響で田んぼがぬかるんでいる部分があったため、全部はできませんでしたが、土が乾いているところで子どもたちは鎌を使って一束ずつ稲刈りの体験をしました。子どもたちが6月に植えた稲を手作業で刈り取ることで、お米を作ることの大変さを知ることができたのではなかと思います。
芋堀りと稲刈りをした後、みんなで昼食を食べました。昼食は、キノコご飯、豚汁、リンゴを提供しました。好き嫌いのある子どももいましたが、美味しいと言って嫌いなものも食べてくれたり、おかわりをしてくれる子どもたちもたくさんいました。
昼食後、私たちが事前に考えてきたお米やキノコに関する食育クイズを行いました。クイズの進行は、主に昼食やクイズ作りを手伝ってくれた小学3年生の3人にしてもらいました。子どもたちは積極的に食育クイズに参加してくれ、とても盛り上がりました。
学生の感想
私は、前回の田植え体験の時は参加できなかったので、今回参加できて嬉しかったです。日頃、小学生くらいの子どもと関わる機会がないので最初は少し緊張しましたが、自分から子どもたちに積極的に話しかけることで克服できました。稲刈りは残念ながら体験できませんでしたが、この活動自体が中止にならず、代わりに芋堀りができてよかったです。思い思いの芋が掘れて喜んでいる子供たちを見ると、こちらも笑顔になれました。昼食では、きのこが苦手な子どもが多いことがわかりました。それでも、一生懸命食べてくれたりおかわりをしてくれる子どももいて嬉しかったです。食育クイズの難易度はちょうどよく、とても盛り上がったので安心しました。次回も子どもたちが楽しんでくれるような食育クイズを考えたいと思います。次回は、11月23日の餅つきの体験があるので、また子どもたちの笑顔が沢山見られたらいいなと思います。
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私は今まであまり子どもに接したことがなかったため、正直、どのように関わればよいのか分かりませんでした。しかし、子どもと同じ目線になって、一緒に芋堀りをしたり、お話したりすることで子どもとの距離を近づけることができました。そのため、私は途中から自然と子どもに接する事が楽しくなっていました。その時、私は将来、子どもと接する仕事をしてみたいなと少し思いました。また、最初は「あまり楽しくない」と言っていた女の子がいましたが、「楽しかった」、「美味しかった」と笑顔で言ってくれたことが何より嬉しかったです。楽しみながら、このような貴重な経験ができ、自分にとって、このボランティアは新しい発見にもなったととても感じています。今回のボランティアから学んだことを生かして、次回のボランティアも参加したいと思います。
(管理栄養学科1年 田中、横田、羽倉、藤原)