人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

管理栄養海外フィールドワーク スーパーマーケット・チョコレート工場・小学校での研修
海外フィールドワーク
7日目 2月25日

午前中は、オアフ島の東に位置するカイルア地域に行きました。カイルアにあるホールフーズマーケットというオーガニック食品を扱うスーパーマーケットで見学を行いました。

ホールフーズマーケットで売られている商品の特徴について詳しく学ぶことができました。学生は、限られた時間の中で各々の資料集めに奔走していました。

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ホールフーズマーケットを訪れたあと、近くにあるマノアチョコレートファクトリーを訪れました。

この工場では、チョコレートの実の発酵からテンパリングまですべての工程を手作業で行なっています。また、原料にもこだわり、指定した原産地のチョコレートのみを使用しているとのことでした。生のチョコレートの実の試食やチョコレートの製造過程のテンパリングを体験させていただきました。

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マノアチョコレートファクトリーの研修を終えたあと、カハラ地域にあるウィルソン小学校を訪れました。食堂に行くと小学校の児童たちは、学生たちに非常に興味を示し、会話をしながら楽しくランチをいただきました。

ランチのあと、登録栄養士の方に給食施設のシステムやランチメニューの決め方などを教えていただきました。また、ディスカッションを通して日本とハワイの小学校給食施設の違いについて学ぶことができました。

明日はハワイ大学での講義と、広島女学院ハワイ支部同窓生の方々とのお茶会です。

引率:土谷

参加学生の感想

ホールフーズマーケット

今日はまず、ホールフーズマーケットに行きました。店自体がオーガニック認定を受けているため、陳列されている食材はもちろん、シャンプーなどもオーガニックのものでした。保存料や着色料などの化学物質を使わず、無添加なため、オーガニック認定を受けていないものよりは値段が高いと感じました。しかし、Prime Americaというメンバー会員になると約10パーセント割引で商品が買えるので、普段より安く手に入れることができることを知りました。日本のオーガニックの商品は普通のものより倍ぐらい高いですが、ハワイではこのような取り組みを行っているからこそ、いろんな人にオーガニック商品を手に取ってもらえるのだと感じました。お肉では飼育の仕方ではグレードがあり、動物に対しての刺激は少ないかどうか、動物がストレスが溜まらず、自由に動けるスペースがあるかなどの基準を満たしたものが売られていました。ホールフーズマーケットは、生産者から製造までの過程が全て分かっているので、安心して食を選択できる環境にあると思いました。

マノアチョコレートファクトリー

マノアチョコレートを見学させていただきました。カカオの生産過程、チョコレートの製造過程などを教えていただきました。中でも印象に残ったのがダイレクトトレードといって、卸業者からカカオを仕入れるのではなく、実際にどの農家からなのか、どの場所でカカオが生産されているのかなどに強いこだわりを持ち、値段は高くなってしまいますが、高品質のチョコレートを提供できるように心掛けられていることです。大量生産されている工場などで作られ、安価で手に入るチョコレートは、どこで作られたかの情報は入ってきますが、原材料がどこから来たかは分かりません。しかし、原材料を作ってくれた方々のことを考え、どこの農家で農家の人たちが頑張って作ってくださったのかも考え、カカオがどこから来たのかきちんと分かるようにしてあるそうです。この話を伺って、材料の情報が分かることでどれだけの努力や手間暇がかかっているかが分かるので、農家の方に感謝することができ、人にも優しい生産過程であると感じました。大量生産をしている所では、大量生産することで安くなるため、賃金なども安くなってしまい、労働者のことを考えれていないとおっしゃられていました。原材料のルーツを分かるようにすることで、生産に関わった方々に感謝の気持ちを養うことができると感じたので、普段の食生活の中でも食料従事者の方々に感謝して生活を送っていかなければならないと思いました。

ウィルソン小学校

ウィルソン小学校では、給食についての話を伺うことができました。はじめに驚いたことは、牛乳は3種類あり、Milk 、Fat free milk、chocolate milkから選べるようになっていたことです。ほとんどの児童がchocolate milkを選択していました。給食を小学生と一緒に食べましたが、やはり野菜は多く残されており残食率も高いそうです。残食率が高くても、提供する器が変わると食べる子が多くなったりするそうなので、提供方法の工夫で少しはこの問題が解決できるのではないかと思いました。また、アレルギーのみならず、糖尿病の子・自閉症の子・腎臓病の子などさまざまな食事対応をされていることを学ぶことができました。保存料や添加物を基準以上入れてはならないという決まりもあるそうです。栄養価の面では、USDAのガイドラインに基づいた栄養価計算のソフトで栄養価計算などを行い、ランチメニューを決めているとのことです。日本に帰って、日本の食事摂取基準と比較してみたいと思いました。現地の児童と英語でコミュニケーションをとることもできたので、有意義な時間となりました。

管理栄養学科2年生:蔵田さん、 竹内さん

今日もたくさんの学びがありましたね。

チョコレートファクトリーとウィルソン小学校は、今年初めての研修先ですね。学校給食の基準や食事対応の違いなど、とても興味深いです。どのような様子だったのか、また詳しく教えて下さい。

明日で研修も終わりですね。広島女学院ハワイ支部の同窓生の皆さまと素敵な時間を持てますように。

管理栄養学科:市川、妻木

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