災害に備えて、長期保存が可能な缶詰や乾物、レトルト食品などをご家庭で備蓄しておくことは大切です。しかし、購入したものの、「実際に使用する機会がないまま期限が切れて捨ててしまった」という経験はありませんか?
月1回の行事食に、缶詰や乾物を取り入れることで、定期的に消費する方法を提案するため、冊子『食品ロスをなくす~ローリングストック術』を制作しました。
非常食として別に保管しておくのではなく、日常の食事に美味しく取り入れる「ローリングストック法」を紹介しました。また、災害時に役立つ袋調理レシピについても取り上げました。あわせて、家庭内だけでない食品ロスの現状を、実際に農家見学を通して得たこともふまえて、一冊にまとめました。
2月には作成した冊子を地域の方に活用していただくため、早稲田公民館で食育サークルが料理教室を開催しました。今回は、「保存食材を上手に活用しよう」をテーマに、"ひろしまそだち産品"を中心とする生鮮三品(青果・食肉・鮮魚)とあわせて保存食材を日頃の料理に美味しく活用する方法を紹介しました。当日は、14名の方が参加してくださいました。
<メニュー>
・鯖と春菊の炊き込みご飯
・地鶏の彩りロール焼き
・鯛の塩麹焼き
・切り干し大根のサラダ
・こんにゃくの味噌炒め
・フルーツ寒天
参加者の皆様からは、「ひろしまそだちをしっかりと利用しようと思います!」「備蓄食材で、こんなに料理ができると思いませんでした。家でも実践したいです。」「袋調理が面白かった。ローリングストックしていこうと思いました」といった、多くの嬉しいご感想をいただきました。
これからも作成した冊子を活用した料理教室などを積極的に開催していきたいと思っています。
冊子はこちらからご覧いただけます→『食品ロスをなくす~ローリングストック術』