2017年度の4年生最後の卒業論文発表会が、12月2日(土)に盛会に開催されました。 開催にあたり、学科主任の渡部佳美先生から挨拶を頂きました。
4年生は、今まで、管理栄養学科で学んだ多くの知識を生かし、そして4年生で1年間研究をしたことを、教員や下級生の前で堂々と発表してくれました。
発表後は、教員や下級生から多くの質問がありましたが、今まで研究してきた経験や考察、そして多くの文献を検索した知識をもとに、自分の言葉でしっかりと答えることができました。
すべての卒業論文の発表が終わり、やっと緊張感から解放されました。広島女学院大学の4年間の女子教育の中で、たくましく育っていました。広島女学院大学の伝統の"凛"とした態度を引き継いでいってくれることでしょう!
最後に課程主任の妻木陽子先生から、発表を終えた4年生にお言葉頂きました。 頑張った4年生へ、次のお話をしてくださいました。
「皆さんが頑張った卒業論文は、世界で一つしかない研究です。この卒業論文を皆さんの宝物にしてください!」と、とても心にしみる言葉でした。
そして、「卒業論文は終わり、皆さんの一つの任務は終わりました。 しかし、あなた達にはもう一つやるべきことがあります。管理栄養士の国家試験に合格することです!」
課程主任の妻木陽子先生も広島女学院中学高等学校、そして広島女学院大学を卒業された先生です。広島女学院の伝統である優しさ・寛容さと厳しさの両面を持ち、とても"凛"とされていました。 さあ、みんなで国家試験に合格して、最後は笑顔でお別れしましょう!
【2017年度卒業論文の内容】
□ 消化管の生体防御機構について
□ 給食調理における手洗い遵守率の現状と課題
□ 真空調理法で用いられる低温加熱の熱殺菌効果
□ 食物臭の温度差による気分の快・不快の変化の検討
□ 食材(固形物)への微量アンモニア混入に対するニオイの感じ方の違い
□ 幼児期における咀嚼能力向上への食育の検討
□ 水中競技選手における栄養管理
□ 広島市学校給食献立の変遷と今後の食育における役割
□ 凍結含浸法を用いた食肉軟化にたんぱく質分解酵素含有食材が及ぼす影響
□ 夜遅い食事は歯周病のリスクを上げるか? ~食事の質と摂取時刻の比較研究(1)~
□ 野菜廃棄部位における生育可能性の検討
□ カタクチイワシの塩蔵および油漬に伴う熟成
□ トランス脂肪酸による細胞増殖と細胞死の誘導について
□ 長期高ヒスチジン培養条件下におけるRBL-2H3細胞のヒスタミン産生およびアレルギー関連遺伝子発現に及ぼす影響
□ 小児食物アレルギーデイキャンプでの取り組みと課題~第9報~店舗によるアレルゲン除去食品の取り扱いの実態と地域差の把握
□ 具や吸い口を加えた汁に飯を組み合わせた時の許容できる汁の塩分濃度の下限について
□ 治療食献立における料理に使用される牛乳の使用状況および使用の有無が栄養素の量に及ぼす影響
□ 餡練り時間が餡のテクスチャーに及ぼす影響
□ 広島風お好み焼きの焼成過程におけるにおいの変化