石村ゼミの研究テーマは「現代食とストレスの関係」です。 石村教授自身は食事と血中尿酸値の関係を研究しています。 今年のゼミ生は5名です。左から天川巴絵さん(愛媛県立大洲高校出身)、藤村美涼さん(高水高校出身)、武馬ひとみさん(愛媛県立松山北高校出身)、宮本小瑶子さん(広島県立安古市高校出身)、政田采花さん(広島県立海田高校出身)。
ゼミの研究テーマはここ数年継続しておこなっているものです。内容は、現代食がからだに酸の負荷をかけていて、それがストレスになっているのではないかということ。一般的に、急性ストレスは交感神経系の緊張を高めてカテコールアミンの分泌を促進し、慢性的なストレスは下垂体‒副腎皮質系を刺激してコルチゾールの分泌を促進します。と言う訳で、ストレスの指標として尿中のカテコールアミンと唾液中のコルチゾールを測定します。写真はこれらを測定するための機器です(HPLCとELISA)。
本番は夏期休暇中の合宿なのでそれまでは準備の勉強が中心です。
6月19日のオープンキャンパスではチャレンジ体験「血圧名人」を担当しました。血圧のしくみを高校生にわかりやすく説明するためにまず自分たちで血圧計の使い方を復習。
心臓の収縮と動脈にかかる血圧との関係を示す模型もつくりました。血圧は中の血液が血管(ここでは風船)を押し広げる力です。
本番です。高校生は熱心に聞いています。
心臓の収縮と動脈の拡張との関係を示す模型も活躍。
高校生の皆さんにも実際に測ってもらいました。
最後に確認テストをしてもらって石村教授が採点。修了書を渡しました。皆さん、よくわかってもらえたようです。
からだが壊れてから治す医学ではなく、からだが壊れないようにする方法が重要で、そのためには栄養学の役割が大きい、というのが石村教授の持論です。