生活デザイン学科の学生と教職員で組織する「生活デザイン学会」では、学生を主体に様々な行事や企画を運営しています。
その中でも、総会・講演会運営部が開催する「2021年度学内研修会」が11月に行われました。新型コロナウイルス感染予防の観点から、1年生のみが対面で参加し、その他の学年はオンデマンド配信での参加となりました。
対面での様子を1年生の学会役員がレポートしてくれました。
こんにちは! 生活デザイン学会、学会編集部に所属する1年のM.Nです。
今回、私が紹介するニュースは11月に行われた学内研修会についてです。今回の研修会で行われたことを2つ報告します。
1つ目は、講師に塚野先生をお招きし、「『小さな操作』から建築を考える」と題して先生自身が設計された建築物についてのご講演をしていただいたことです。
(講演会の様子)
塚野先生は、建築構造、建築史・意匠を専門とされています。過去に、クライアントの意思に沿った建築をされた際の貴重なお話を実際の完成写真と共に紹介してくださいました。さらに、活動拠点を広げ、日本だけでなく海外の方に評価された際のお話も聞かせてくださいました。
私が、今回の講演で印象に残った言葉は、「今、行っている小さなことが、後々大きな成果を生み出す可能性がある。」です。
塚野先生も初めは日本を活動拠点としていましたが、視野を広げ、海外で建築計画をするという大きな目標を掲げていたことが、現在の糧になっているのだと感じました。このような貴重なお話を1年生は熱心にメモを取っていました。
生活デザイン学科は、デザインの分野が幅広いことが特徴です。建築士課程の学生はもちろん、他の領域を希望する学生も、デザインの在り方や仕組みなど、学んだ知識を作品制作の参考にできるといいと思いました。
次に、生活デザイン学科学生優秀作品集2020が配布されました。
(学生の作品が掲載されています)
この冊子には、生活デザイン学科の2020年度に開講された実習系授業における作品、2020年度に参加した学内外コンペティション受賞作品や、応募作品の中からの優秀作品などが掲載されています。学年を超えて制作された作品を一覧することで、自分自身の感受性を高めることができると思いました。
また、学生個人の成果を先生や他の学生に評価してもらうことで自信を持つことにも繋がると考えます。
今回、塚野先生のご講演や優秀作品集からインプットした様々な知恵をアウトプットとして、今後の課題制作に生かしていきたいと思います。
M.Nさん、詳しい報告をありがとうございました。学生の目線から、生活デザイン学会の活動の充実ぶりが伝わってきました。また、学内研修会ではこの他に学会執行部が企画した学会グッズも配布されました。
これからも学生、教職員一丸となって学会活動を盛り上げていきましょう!