前回の学科ニュースに引き続き、「地域環境実習」の授業について、受講生が紹介してくれました。
本学科では、SDGs(持続可能な開発目標)に関わる科目がいくつがあります。授業での体験を通して、自らの意識・行動を変容させ、それを「伝える力」にしていきます。
今回紹介した活動の様子は YouTube でも紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
2020年度は、「大久野島」とともに「北広島町豊平地区」にもフィールドワークで訪れました。
北広島町豊平地区のフィールドワークのテーマは、「地域の資源から地域の未来を考える」です。北広島町では、地域の人々から歴史や伝統、地域の良さや課題について実際にお話を伺い、地域課題の克服について何が必要かを考えました。
今回のフィールドワークでは、特別非営利活動法人「ひろしま自然学校」の方々にお手伝いいただき、地域の人々の声を聞きました。
豊平地区の歴史や伝統、地域の取り組みに深い知見をお持ちの方々にご協力いただき、豊平地区の移り変わりや現在も引き継がれている伝統、地域で起きている問題についてお話を伺いました。高齢化や過疎化などが生じている中でも、新しい人の流れや地域に住む人たちの郷土愛を知ることができ、これからの豊平地区を考える上でのヒントをいただきました。
実際に新しく取り組みが行われている地域にも訪れて、お話を聞く機会もありました。過疎化が進む中、新しい人々が移り住んでくる地域で、新たな地域の流れも教えていただきました。
北広島町では、地域を住みよく元気にする試みが、地域の人々の手で行われています。また、地域の環境や伝統を継承するために、新しい試みも行われています。その試みのひとつに、町内で取れる茅(カヤ)を地域通貨「せどやま券」に換える活動があります。実際に活動へ参加されている方にお話を伺い、地域の環境や伝統を守るだけでなく、地域の経済を活性化することも必要であることも学びました。
今回の調査で、地域の人々が実際に地域の取り組みの中で行なっている活動をお聞きすることができました。これらの情報をもとに、各自がこれからの豊平地区について考えた提案を地域の人々に届けました。
今後もこうした活動に参加できるように、学びを深めていきたいと思います。
学内の授業では同年代の人とのかかわりが多いですが、学外に出るとたくさんの社会人の方とも関わることになります。
その中で、知りたいと「伝える」こと、知りたいことを「伝える」現場に行くこと、そして、学んだことを「伝える」ことを実践的に学ぶ機会となったようですね。
これからも皆さんの色々な活動を学科では応援していきます。