本学学生による干支をデザインしたラベルを冠した新酒が12月7日に蔵出し、8日から店頭に並んでいます。
これは企業と大学が連携して地域を盛り上げるデザインプロジェクトの1つ「干支ラベルデザインプロジェクト」として毎年取り組んでいるものです。
2017年に西條鶴醸造株式会社(東広島市)から依頼を受け、生活デザイン・建築学科内でデザインを募集し、西條鶴醸造株式会社の社員の皆さんによって選ばれたものが新酒のラベルとして実用化されました。東広島市は酒都として有名ですが、近年はワインや焼酎などの人気で、日本酒離れひいては東広島を訪れる観光客などの減少などが見られます。そこで、学生の新鮮なアイデアをパッケージデザインに取り入れ、日本酒消費の活性化、ひいては地域の活性化を目指し、このプロジェクトが始まりました。
2017年度は2018年の干支「戌」をデザインし、以下のものが発売され、完売しました。
このデザインは田中美紅さん(生活デザイン・建築学科3年(2017年度当時))で、「贈り物にもぴったりなシンプルでありながら、華やかなデザイン」がコンセプトです。
そして、2018年度は2019年の干支「亥」をデザインし、以下のものが発売されています。今年は「画像デザイン演習」という画像ソフトを使ってデザインする授業の課題としても取り組み、自由応募作品を含む71点から選ばれました。
このデザインは忠政桜さん(生活デザイン・建築学科2年)で、「大切な人の笑顔に映える、華やかで目を惹くデザイン」がコンセプトです。
西條鶴醸造株式会社では、このラベルのコンセプトに合わせた味になるよう、麹や製法を変えて商品化してくださっています。見た目も味もこだわった干支ラベル新酒は広島県内の酒販店、百貨店、ショッピングセンターなどで販売されています。
●実用化商品を手にする忠政さんと杜氏の宮地さん
●蔵元で販売されているお酒