現在、4年生延廣佳苗さん(右棟)、3年生福間奈央さん(左棟)による基本設計(2階部分)の住宅が工事中です。4月27日に着工され、建築士課程の学びの一環として現場見学会が6月24日(日)に開催されました。
現在は建て方(上棟)の後、外壁工事がほぼ終わり、室内の木工事が行われています。普段見ることのできない工事中の住宅内部を見学することができました。
まずは4年生延廣佳苗さんが設計した「Shelf Corridor」から見学です。この作品は2階の廊下の壁にずらりと並んだ棚が特徴の作品です。
見学会では、ダイワハウスの担当の営業の方に構造や工事状況について説明していただき、工事に必要な施工図面も見せていただきました。
施工図面ってどんなもの...?!学生たちも興味津々です。
構造が軽量鉄骨造の住宅と聞き、先生たちによる構造講座も同時開催。実際の建物を見ると部材の様子がよくわかります。
延廣さんの作品は、この後、木工事により内壁が建ち、床・天井を仕上げ、棚の空間ができあがります。今後の進行が楽しみです。
3年生福間奈央さんの設計した「MORE PLAY」は、遊び心をテーマとした作品です。既に、内壁・床・天井ができ、建具が入っています。デザイン上とても重要である曲線の壁がきれいにできていました。
基本設計で予定していたボルダリングができる壁は、構造上補償できないとのことで、急遽、ニッチ(壁の一部をへこませた飾り棚)へと変更しましたが、そのランダムな配置とカラフルな配色が2階スペースのワクワク感を引き出します。
曲線の壁に導かれて、家族が自由に使えるフリースペースへ続く空間は、雰囲気も良い感じです。 天井の仕上げは床のフローリングと同じような色合いの木の板を使用、福間さんのこだわりが詰まった設計です。
子供室
寝室
自分達が関わった住宅が、着々と実現していく様子に興奮する学生たち。
今後はクロスなどの内装工事が行われ、竣工は9月の予定です。
完成が楽しみです!