1月20日(金)に、学習カウンセリングの最終回が行われました。
学習カウンセリングとは、週に1回、算数の学習で困っている児童や、もっと力をつけたいと考えている児童を対象に、児童教育学科の学生たちが、子どもたちのつまずきや学習に丁寧に寄り添いながら、子どもたちのもつ力を引き出していく学習支援活動です。
2022年度後期は12人の小学生を対象に、1~4年生までの学生が「学習カウンセラー」として個別の学習支援を行いました。
10月にスタートしたこの活動もあっという間に3か月が経ち、今回は最終回。
カウンセラーの学生は、これまで、担当児童の得意な内容や苦手としている内容を分析し、それに合わせて教材を作り、子ども一人ひとりに寄り添って活動を進めてきました。
そして、毎回の学習の中で子どもに対する理解を深めると共に、確かな絆を築き上げてきました。
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最終回では、子どもたち一人ひとりの頑張りを称え、賞状やこれまでに取り組んだプリントをまとめたファイルを手渡しました。
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少し緊張しながらも、嬉しそうな子どもたちの表情が印象的でした。
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最後のお別れの瞬間は、子どももカウンセラーも名残惜しそうな様子。
この学習カウンセリングの活動を通して、子どももカウンセラーも共に大きく成長したようです。
学習カウンセリングでの経験と学びは、子どもたちにとってはもちろんですが、教員への道をめざす学生たちにとっても、大変貴重な学びとなっていることが感じられた最終回でした。
子どもチャレンジラボ「学習カウンセリング」の後期の活動が、10月14日(金)からスタートしました。
学習カウンセリングとは、週に1回、算数の学習で困っている児童や、もっと力をつけたいと考えている児童を対象に、児童教育学科の学生たちが、子どもたちのつまずきや学習に丁寧に寄り添いながら、子どもたちのもつ力を引き出していく学習支援活動です。
2022年度後期は12人の小学生を対象に、1年~4年生までの学生が「学習カウンセラー」として個別の学習支援を行います。
コロナ禍に入り、対面で活動することが難しい時期もありましたが、今期は、感染対策をしながら対面での活動をスタートすることができました。
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上の画像は、初回の様子です。
初めて参加したメンバーは少し緊張している様子も見られましたが、しっかりと自身の意欲を挨拶で伝えることができていました。
第1回目の終了後は、早速、初回のテストを基に次の学習カウンセリングの計画を立て、教材づくりに取り掛かる様子も見られました。
どのように児童と接するとよいのか、学習をサポートする際のポイントはどこか。先輩からのアドバイスもあり、どの学生もしっかりと準備することができていました。
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こちらの写真は、2,3回目の実際の学習カウンセリングの様子です。
学習に取り組んでいる際は、児童も学生カウンセラーも真剣そのもの。
自分の考えを懸命に学生カウンセラーに伝える児童の姿がたくさん見られました。
学習カウンセリングは、ずっと学習に取り組んでいるだけではありません。
ときどき、アイスブレイクで雑談を交えて交流を図ることで、児童一人ひとりの特性を見極め、今後の学習カウンセリングの計画に生かしていくのです。
学生カウンセラーとお話をしているときの児童は、みんな満面の笑顔。こうして、少しずつ、信頼関係が築き上げられているようです。
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学習に集中して取り組んだ後には、ホールに集まって楽しいレク活動があります。
このレク活動も、毎週メンバーが交代で考え、運営までを行います。
この日は、楽しい玉入れの活動に、子どもたちは夢中になって取り組んでいました。
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その日のすべての活動を終えると、保護者の方に児童の「今日の頑張り」や「今後の課題」を伝えることになっています。
自身が見取ったことを、丁寧に伝える学生カウンセラーの姿が印象的でした。
後期の活動はまだ始まったばかりです。
今後も、更によい学習カウンセリングをめざして頑張る学生の様子をお伝えしていきたいと思います。
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学習カウンセリングとは、週に1回、算数の勉強で困っている小学生に児童教育学科の学生が個別指導を行う活動です。
2021年度後期は11人の小学生を対象に、1年~4年生までの学生が「カウンセラー」として個別指導を行いました。
コロナ禍の中で、この1年半は活動を行うことができませんでしたが、今期は感染対策をしながら活動を行うことができました。メンバーには、初めて参加した学生も半数もおり、学生たちの意欲を感じました。
活動開始までに、たびたびの打ち合わせを行い、議論を重ねながら形を模索した結果、パソコンやスマートフォンを活用した遠隔形式、および感染症対策をとりつつの対面形式と、小学生の状況に合わせて2つの形式で行いました。
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写真)個別指導の様子(11月)
2月7日には、今期の活動を振り返り、今後に活かす検討会を行いましたので紹介します。
今回初参加の学生からは、必死でありながらも、最後には確かな達成感とやりがいを感じられたような感想が語られました。
・「児童との学習カウンセリングを通して、学ぶことがたくさんあった。児童が楽しく問題を解けるように、問題作りを工夫したりほめ方の工夫をしたりすることが大切だと学んだ。最後の学習カウンセリングで「算数がもっと好きになった」と言ってくれた時、とてもうれしい気持ちになった。」
・「児童は「学習カウンセリングの時間は楽しかった。もう算数でわからないところはなくなった、算数が好きになった」と言ってくれた。私は、自分自身が児童と接する時間を大切にがんばろうと必死だったため、児童に算数を好きになってもらおうと考える余裕もなかったし、考えたことも正直あまりなかったが、その言葉を聞いてすごくうれしかった。児童は「自分で解けるようになるのはうれしい、達成感がある」と言ってくれた。できなかったことができるようになるというのは、やっぱりとてもうれしいことなんだなと思った」
・「どうしたら児童に楽しく算数をしてもらえるのかを一番に考えた問題作りを心がけてきた。A4用紙にイラストを描いて行ったり、問題の難易度を間違えて泣かせてしまったり大変なこともあったけれど、私の初めてのクライアント(児童)が〇〇ちゃんでよかったと思う。〇〇ちゃんにとってもそうだったらいいなと思う。この経験を活かして、さらにいい指導ができるよう努めていきたい」
一方、参加経験のある学生からは、コロナ禍の中で新しい「学習カウンセリング」の形を模索していく過程で、新しい課題に戸惑いながらも、これまでの経験を活かして、たくましく活動していった様子がうかがえました。
・「はじめてのことばかりで戸惑うことや予想していなかったことも多くあったけれど、今回のカウンセリングの活動を実施したことで、コロナ禍での学習カウンセリングの形の枠組みが生まれました。先生方も先輩方もしっかりとリードしてくださったおかげで、1、2年生も立派に活動していくことができたのではないかと思う」
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写真)学生による振り返り
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写真)桐木建始教授
先日、最終講義を行った児童教育学科・桐木建始先生には、学習カウンセリングの立ち上げからこれまで大変お世話になりました。桐木先生とともに、学習カウンセリングに携わってきた大橋隆広先生が、引き続きこの活動をバージョンアップさせ、さらに新たなメンバーを迎えて活動をスタートしますので、レポートを楽しみにしていてください。
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