人間生活学部 児童教育学科 ニュース

児童教育学会2023年度前期講演会開催
学会

児童教育学会は、学科の学生・卒業生・教職員が、幼児・児童に関する研究を行うことを目的としている学会です。3年生、4年生の学生役員を中心に、1年生、2年生も企画・運営に参画し、学生が主体となって、毎年講演会や研修会、学会誌の発行などを行っています。さまざまな活動を通じて、社会人基礎力や、保育者・教師としての専門的学びとともに求められる力を総合的に身につけていくことをめざしています。

今年度の前期講演会は6月24日(土)にNachiketa Das先生およびその配偶者で本学卒業生でもある今本静香先生ご夫妻をお迎えして、「子どもたちと考えたいSDGsと保育者・教師に求められる多様性の理解」というタイトルでご講演をいただきます。

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Nachiketa Das先生は、地球科学がご専門で、スコットランドのグラスゴー大学でPhDを取得後、ハーバード大学でのポスドク研究員を経て、母国インドや、オーストラリアの政府機関でご活躍の後、大学でも教鞭をとられ、ラベンシォウ大学地質学部での学部長職を経て来日されました。広島では、広島大学での特任准教授、広島国際学院大学での客員教授を経て、現在は広島エナジー&ミネラルズの代表取締役として多忙な日々を送っておられます。

今本静香先生は、広島女学院大学日本文学科を卒業後、社会人経験を経て渡豪し、シドニー工科大学で学び、マッコーリー大学の修士課程を修了されました。オーストラリアの永住権を取得し、JTBのオーストラリア支社での勤務や語学学校での日本語教師経験を経て帰国され、現在は、ご自身の豊かなご経験とご専門を生かして、県内の複数の中学校・高等学校での英語科・国語科の講師を務めておられます。

両先生が、それぞれのご専門の研究ならびに国際結婚のご経験等を通じて感じてこられた、今、保育者・教師をめざす若者に伝えたい、子どもたちとともに考えていくべきSDGsや多様性の理解についての大切なお話をしていただきます。

引き続き感染対策にも留意しつつ、今後少しずつコロナ禍以前の開かれた講演会となっていくよう、新役員が心を込めて準備をしています。引き続き児童教育学会の活動にみなさまのあたたかいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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