5月13日(土)の13:00~15:00に「子どもとつくる科学遊び研究会」の学生が中心となって「第2回 ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ,失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。第1回に引き続き、参加してくれた小学生の子どもたち7名(男子4名、女子3名)と本学の学生9名が一緒に「どろだんごづくり」を中心としたものづくりをしました。
まずは、ぴかぴかに光るどろだんごを子どもたちに見てもらいました。子どもたちは「すごい!」と声に出して言い、「こんなのつくりたい?」と尋ねると、大きくうなずいてくれました。そこで、今日の活動目標「光るどろだんごをつくろう!」を子どもたちに提示しました。そして、この目標を達成するために前回の振り返りをしました。振り返りはペアの子どもと学生の2人で行い、発表してもらいました。発表では「手に入るぐらいの大きさのものをつくる」「水を入れすぎない」「丸くなるようにさら粉でやさしくみがく」などの意見が出ました。その後、学生が作り方の手本を示しました。
次に、子どもたち一人ひとりが好きな量の荒木田土、真砂土、砂をボウルに入れてかき混ぜ、スプレーで水を吹きかけました。「どろだんごづくり」をするのは、前回に引き続き2回目ということもあり、どの子どもも2~4個の丸いどろだんごの芯を作ることができていました。できたどろだんごは、スポンジの上に置いて乾かしました。
そして、どろだんごを乾かしている間は「バランスオニヤンマ」を作りました。画用紙に描かれたオニヤンマとほぼ同じ大きさの絵をはさみで切り取り、頭の先を折り曲げて指先に載せるとバランスよく止まります。子どもたちは、この「バランスオニヤンマ」を指先や頭の上に載せて廊下を歩いたり、羽根に色を塗ったりして楽しんでいました。
「バランスオニヤンマ」で楽しんだ後は、乾かしていた自分のどろだんごを磨きました。今回は乾燥させて粉状にした荒木田土をボウルの中に入れて磨きました。子どもたちは、前回の振り返りを踏まえて掌や指の腹を使って、どろだんごが丸くなるようにさら粉でやさしくみがいていました。どの子どもも、前回に比べてより満足のいくどろだんごをつくることができました。
活動の最後には、前回同様に自分の作ったどろだんごと粉状にした荒木田土を袋に入れて子どもたちにプレゼントしました。
第3回の「ものづくりチャレンジラボ!」は、6月24日(土)に行います。ここでは「ペットボトルロケットづくり」を行います。ペットボトルを2つ繋げて、厚紙で作ったトップやハネを付けて、自分だけのオリジナルロケットを作ります。活動の最後に書いた、子どもの振り返りと学生の感想を紹介します。
子どもの振り返り
●女学院大学のおねえさんたちとなかよくできて楽しかったです。おしゃべりもたくさんできたので、とってもうれしかったです。おねえさんたちが「丸くなるようにしたらいいよ」などのアドバイスをしてくれたおかげで、きれいなどろだんごを作ることができてうれしかったです。
●前はつるつるなだけで光ってはいなかったけど、今回はちゃんとつるつるで光るどろだんごを作ることができてよかったです。
学生の感想
●子どもたちが楽しそうに活動していたので、見ていてとても気持ち良かった。前回あまり話していなかった子どもが、今日は楽しそうに大学生と話していたのですごく嬉しかった。子どもが安心できるような環境作りをすることがとても大事だと思った。
●どろだんごを家に持って帰り、さら粉で磨いて光るどろだんごを持って来ていた子どもがいました。その姿を見て、自分が学んだことを家で活かせているなと感心しました。子どもたちは、前回の失敗や成功を振り返り、失敗した理由を考えていて、どろだんごづくりにとても興味を持ってくれたことをとても嬉しく思いました。