児童教育学科4年の越智こころさんが呉市立豊小学校で教育実習をさせていただきました。豊小学校は呉市豊町久比(大崎下島)にある全校児童36名の小規模校です。海の近くに立地する真新しい校舎で、「夢いっぱい 感動いっぱい 笑顔いっぱい ~ふるさとを愛し,共に生きる~」という教育目標のもと、児童たちは伸び伸びと勉学に励んでいます。
実習生の越智さんは、家族的な雰囲気の中で多くの先生方から丁寧なご指導をいただきながら、密度の濃い実習を行っていました。3・4年生の複式学級に配属され、6月期の今回は観察実習と教材研究を中心に行い、9月期に授業実習を行う予定です。
実習指導をしてくださった3・4年担任の重舎なつめ先生の授業を拝見しました。複式学級では、教室の前方に4年生5名、後方に3年生4名のスペースが設けられており、それぞれの学年が別の教科を同時に学習していました。参観時には3年生が外国語活動(英語)、4年生が国語の授業を行っており、重舎先生は両方の学年を頻繁に行き来しながら授業を展開しておられました。各学年には教科ごとに学習リーダーが決められており、学習リーダーの児童は先生が他の学年を担当されている間に先頭に立って学習を進めていく役割を担っています。学習リーダーは先生の指導にしたがって責任をもって学習をリードしており、主体的な学習態度を育成する上で効果をあげているように感じました。
〔教育実習を終えて―4年:越智こころ〕
豊小学校では複式学級も、そうでない学級も学習リーダーを中心に自分たちで授業を進めており、常に主体的に学習に取り組む児童の様子が印象的でした。先生方は児童の発言や机間指導の際の様子をよく把握され、児童の実態に即した学びの深まる発問をされていました。また、1年生から6年生までの全体の繋がりを意識し、見通しを持った指導をされており、とても勉強になりました。大好きな母校で、児童や先生方に恵まれ、温かい雰囲気の中で教育実習をさせていただけたことを本当に幸せに思います。毎日新しい学びや発見があり、実りのある2週間でした。9月の教育実習では、授業をさせていただくことになっています。今回の実習での学びを大切にし、良い授業ができるようしっかり準備し、努力していきます。
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