共通テストでは全国の高校生が新しい生活様式と折り合いをつけながら受験勉強に挑んだことと思います。それぞれの道で笑顔を咲かせる春が来ることを心待ちにしています。本当にお疲れ様でした。
さて、感染が拡大しているため、広島女学院大学では一部の試験などを除いて現在遠隔授業を行っています。今回は11月に行った授業の紹介です。
後期の科目「学校インターンシップ」で、広島市立牛田小学校校長の宅見政子先生から、「教師について(印象深い先生・こんな先生に担任をしてもらいたい・教師の価値とは)」「学級経営(集団づくり)について」「授業について(覚えている授業内容)」「人間力について」など興味深い話を伺いました。
宅見校長先生は、学生に「先生になりたい」と心に灯を付ける講義をしてくださいました。
次に、学生の感想を載せます。
講演の中に児童に対する接し方が細かく話されていてとても勉強になった。また、小学校の算数の問題を考えて、「小学校の算数だからできる」と安易に考えていたけれど分かったつもりになっていた。その「分かっていたつもり」を本当の意味で児童に分からせることが、授業力が高い先生にはできるのだと気づき、そのような先生を目指したいと思った。
今回、宅見校長先生に来ていただき、どんな先生になりたいのかを明確にすることができました。分かりやすくて夢中になる授業をするために、ゲーム形式で実施するなどが良いと分かりました。時間をかけるのでは無く、時間を決めて子どものメリハリをつけていくことを私もしていこうと思います。
宅見校長先生の講話で、教師の価値や夢中になる授業とはどういうものか、そして人間力について教わりました。中でも夢中になる授業とは、「①自分の伸びが分かる②分かっていないと実感できる③逆転現象が起きる」ことだとおっしゃっていて、なるほどと納得しました。
学級経営と授業は両輪であるということになるほどなと思いました。授業づくりをどれだけ頑張って準備しても子どもたちが楽しんでくれないと意味がないなと思いました。この先生には敵わないなと思わせることが大事だと聞いて、私も自慢できることを1つでも見つけようと思いました。
〔学校インターンシップ・宅見校長先生と一緒に〕
授業「学校インターンシップ」は、「小学校の今」と関わる魅力を備えています。